きし内科クリニック 内科・呼吸器内科・アレルギー科・小児科

きし内科クリニック
市川市、本八幡|呼吸器内科、アレルギー科、内科、小児科

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2019年3月号(第38号)【 スギ花粉が飛び始めました 】

【 スギ花粉が飛び始めました 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第38号を発行いたしました。
本号では、「スギ花粉症のお話」を掲載いたします。

穏やかな春がやってきました。でもスギ花粉症の方にとってはつらい季節でもあります。
クリニック通信14号(2017年3月号)でもお伝えいたしましたが、私もひどいスギ・ヒノキ花粉症であるため、毎年1月半ばから5月半ばまで花粉症の薬を内服しています。花粉症の薬を内服しないと、夜中に咳が止まらず、目が真っ赤に腫れ、一日中鼻をかんでいなくてはいけなくなってしまいます。

スギ花粉によるアレルギー性の炎症をスギ花粉症といいます。
つまりスギ花粉による「アレルギー性鼻炎」「アレルギー性結膜炎」「アレルギー性気管支炎」「アレルギー性皮膚炎」の全てを総称して、スギ花粉症というのです。
スギ花粉症の方の多くはヒノキ花粉症も合併し、最近は「スギ・ヒノキ花粉症」とも称されています。スギはヒノキ科の植物のため、スギ花粉とヒノキ花粉のアレルギーを起こす部位が似ているためです。スギ・ヒノキ花粉の飛散時期は、1月下旬~5月下旬ごろになるため、スギ・ヒノキ花粉症はゴールデンウイーク明けごろまで続くことが多くなります。

日本気象協会のデータによると、今年の市川市のスギ・ヒノキ花粉飛散量は平年並み~やや多い予想となっています。昨年の夏は猛暑であったため、花粉の雄花が成長するのに十分な日照があったといわれています。今年の市川市のスギ花粉の飛散開始日は2月15日頃の予想ですが、スギ花粉は飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めますので、早めの花粉対策が重要です。スギ花粉の飛散のピークは2月下旬~4月上旬、ヒノキ花粉の飛散のピークは4月上旬~4月中旬の予想となっています。

スギ花粉症の症状を、以下に示します。
【アレルギー性鼻炎】    鼻水、鼻づまり、くしゃみ、鼻のむずむず感、頭重感、前頭部痛
【アレルギー性結膜炎】  目のかゆみ、充血、目のまわりの腫れ
【アレルギー性皮膚炎】  皮膚のかゆみ、赤み
【アレルギー性気管支炎】咳、痰、喉のいがいが感
スギ花粉症の症状で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみは有名ですが、いったん出始めると止まらなくなる咳(特に夜中に多い)や、皮膚のかゆみも花粉症の症状の可能性があるので注意が必要です。
風邪の症状とも似ていますが、目のかゆみを伴う場合や2週間以上症状が続く場合は、風邪ではなく花粉症を疑います。
 
花粉症の治療は、内服薬、点鼻薬、点眼薬などで行います。従来の花粉症治療薬は眠気を催すものが多かったのですが、眠くなりにくくある程度の効果が期待できる薬も開発されています。
 
スギ花粉の飛散が終わる5月中旬より「スギ花粉症舌下免疫療法」を合わせて行うことも可能です。
患者様のニーズに合った花粉症治療の提案をいたしますので、花粉症でお困りの方は是非当院にお気軽にご相談ください。
 

2019-02-08 12:11:00

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2019年2月号(第37号)【 効果的なインフルエンザの予防法とは? 】

【 効果的なインフルエンザの予防法とは?】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第37号を発行いたしました。
本号では、「インフルエンザの予防法」のお話を掲載いたします。

「インフルエンザ」が流行しています。
インフルエンザの予防で最も大切なことは、インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスを吸いこまないことです。インフルエンザウイルスは、飛沫感染を起こします。飛沫感染とは、せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれる病原体が、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染することをいいます。通常は1~2メートル以内の至近距離で感染します。
また、たとえインフルエンザウイルスを吸いこんでしまったとしても、インフルエンザウイルスに対する抗体を持っていたり、インフルエンザウイルスに負けない体力があれば、インフルエンザを発症する確率は低くなります。

【インフルエンザの予防法 その① インフルエンザウイルスを吸いこまない】
・マスクの着用(咳をしている人の近くや満員電車ではマスクをするとよいかもしれません)
・うがい・手洗い

【インフルエンザの予防法 その② インフルエンザに感染しにくくする】
・インフルエンザワクチンの接種(インフルエンザに対する抗体をつける)
・十分な休息、早めの睡眠
・バランスの良い食事をとる(ウイルスに負けない体力作りが大切です)

インフルエンザの主な症状は、38度以上の急な発熱、悪寒、だるさ、関節や腰などの節々の痛み、のどの痛み、咳、鼻水、くしゃみ、頭痛などです。
診断はインフルエンザの迅速診断キットを用いて行います。通常の迅速診断キットでは、発熱してから一晩(12~18時間)を経過してからでないと、インフルエンザを診断することはできませんでしたが、当院では、発熱してから約3時間でインフルエンザを診断できる迅速診断キット(富士ドライケムIMMUNO AG1)も導入しています。

インフルエンザの症状を認めたら、すぐに当院にご相談ください。

2019-01-28 11:04:13

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2019年1月号(第36号)【 「インフルエンザ」 が流行し始めました。】

【「インフルエンザ」 が流行し始めました。 】

明けましておめでとうございます。きし内科クリニック院長の岸 雅人です。
2016年4月に開院いたしました当院も、おかげさまで4周年目を迎えることが出来ました。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
きし内科クリニック通信 第36号を発行いたしました。本号では、「インフルエンザ」のお話を掲載いたします。

「インフルエンザ」が流行し始めました。
今年のインフルエンザは、12月の時点ではA型の流行が先行しています。(昨年は、A型・B型が同時に大流行し、患者報告数が過去最高になっています。)
国立感染症研究所の報告によると、国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、2018年12月の時点ではA型(H1N1pdm)の流行が多くを占め、次いでA型(H3N2)となっています。ちなみに昨年に国内で最も多く分離・検出されたインフルエンザウイルスはB型(山形系統)で43%、次いでA型(H3N2)が32%、A型(H1N1pdm)が23%の順でした。

昨年のインフルエンザワクチンには、A型(H1N1pdm)、A型(H3N2)、B型(山形系統)、B型(ビクトリア系統)の4種類のインフルエンザウイルスに対する抗体が含まれていました。昨年のワクチン株の抗原と昨年流行株の抗原を比較したところ、A型(H1N1pdm)、B型(山形系統)に対してのワクチンの有効性は非常に高いと考えられた(抗原性がほぼ類似)半面、A型(H3N2)に対する効果は低下していると考えられる(抗原類似性が5~6割)との結果が得られました。以上より今年のインフルエンザワクチンは、A型(H3N2)に対する効果を高めるためにA型(H3N2)のワクチン株を変更しています。
以上より、ワクチンを接種した方はインフルエンザに罹患する可能性は低くなりますし、インフルエンザに罹患したとしてもインフルエンザ治療薬(ゾフルーザ、イナビル、タミフル、リレンザ、麻黄湯など)を速やかに服用すれば、重症化をかなりの面で予防できると考えられます。

インフルエンザウイルスは、直径100nm(1mmの100万分の1)の小さな病原体で、A型、B型、C型の3つの型に分けられます。このうちA型とB型が大流行を起こします。
A型またはB型インフルエンザウイルスの感染を受けてから1~3日間の潜伏期間を経て、(38℃以上の)高熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われます。

感染経路は主に飛沫(ひまつ)感染です。インフルエンザウイルスに感染している患者の唾液から感染を起こします。咳やくしゃみで、他人の喉や鼻の粘膜にインフルエンザウイルスが付着・侵入することで感染が広がります。唾液がついた手などから接触感染を起こすこともあります。また、発熱前の潜伏期間中にも感染を起こします。

診断はインフルエンザウイルスの迅速診断キットを用いて行います。
通常の迅速診断キットが陽性になるのは、発熱してから一晩(12~18時間)を経過してからになりますが、当院では、発熱してから約3時間で診断できる精密測定キット(富士ドライケム IMMUNO AG1)も導入しております。

家族間の流行を防ぐためにも、マスク、手洗い、うがいで感染予防を行いましょう。突然の、高熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛・関節痛の症状がみられた場合は、当院にご相談ください。

2019-01-04 10:17:00

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2018年12月号(第35号)【 「低温やけど」にご注意を 】

【「低温やけど」にご注意を】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第35号を発行いたしました。
本号では、「低温やけど」のお話を掲載いたします。

年の瀬を迎え、徐々に寒さが厳しくなってきています。使い捨てカイロ、湯たんぽ、電気あんかなどが恋しい季節になりました。一方それらの暖房器具が「低温やけど」の原因になることはご存知でしょうか。

暖かく心地よい程度の温度でも、同じ部位を長時間温め続けると、皮膚が赤くなってひりひりしたり、水ぶくれが出来ることがあります。このように、比較的低い温度の暖房器具などに、皮膚が長時間接触することが原因で生じるやけどを「低温やけど」といいます。

低温やけどは、温度が摂氏44度なら3~4時間程度、摂氏46度では30分から1時間程度、摂氏50度では2~3分程度で発症に至るそうです。
原因となる暖房器具は、湯たんぽ、電気あんか、使い捨てカイロ、電気毛布などが多いとのことですが、スマートフォンを顔の下に置いて眠って生じた事例もあるそうです。

低温やけどを生じやすい体の部位は、足のくるぶし、スネ、額など、触れると骨が感じることができる皮膚の薄いところになります。それらの部位は皮膚が薄いため、暖房器具が皮膚を圧迫したときに血流が悪くなり、皮膚に加わった熱が血液の流れで拡散しにくいことが原因となります。

低温やけどは、通常のやけどに比べて治りにくい傾向があるそうです。高温のものに触れて起きる通常のやけどは熱さを激しく感じます。そのためすぐに患部を冷やすなどの応急処置が施され、やけどが皮膚の浅い部分にとどまることが多くなります。一方、低温やけどは痛みなどをあまり感じないまま熱が加わり続けるため、皮膚の深い部分までやけどが広がることが多くなるのが原因だそうです。

低温やけどを防ぐためには、
 ① 暖房器具を肌に直接触れない(湯たんぽはタオルや袋でくるむ)。同じところに長時間あてない。
 ② 熱感や痛みは我慢せずに、あてる場所を変更する。
 ③ 湯たんぽなどは寝る前に布団の外に出す(子供や高齢者は特に注意)。
 ④ 「ひりひり感」や「赤くなる」などのやけどの症状がみられたら、すぐに冷やして対処する。

糖尿病の患者様は、神経の障害のために皮膚の感覚が低下している場合があります。皮膚の感覚が低下していると低温やけどを起こしやすいので、特に注意が必要です。また、お子様が暖房器具を使う場合は、お父さま・お母さまが見守ってあげましょう。

低温やけどかなと思ったら、すぐに患部を流水などで冷やし、すぐに当院や皮膚科にご相談ください。

2018-11-30 10:41:00

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2018年11月号(第34号)【年に1回は健康診断を受けましょう】

【 年に1回は健康診断を受けましょう 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第34号を発行いたしました。
本号では、「健康診断」のお話を掲載いたします。

健康診断には、大きく分けて2種類あります。「特定健診(特定健康診査)」「がん検診」です。

「特定健診」は、1年に1回、40歳以上の方を対象としています。
具体的な内容は、肥満度測定血圧測定一般血液検査【 血糖、血清脂質(中性脂肪・コレステロール)、肝機能、腎機能、尿酸 他】などになります。
血圧、悪玉(LDL)コレステロール、中性脂肪、糖などが高い方は、生活習慣病の疑いがあります。生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病など)を放置すると、心臓病や脳卒中のリスクが高まりますので注意が必要です。
毎年特定検診を受けて生活習慣病を予防し、健康で長生きできる生活を心がけましょう。

国民健康保険に加入の方と、後期高齢者医療保険に加入の方は、毎年の誕生月に自宅に「特定健診の受診券」が郵送されます(市川市在住の場合)。当院で特定健診を行うことが出来ますので、ご希望の方は電話予約を宜しくお願い致します。
社会保険に加入の方とそのご家族の方は、各社会保険で指定された病院で行うことが出来ます。特定健診を受診の方法は各社会保険にお問い合わせください。

「がん検診」は、主なものに「肺がん検診」、「大腸がん検診」、「前立腺がん検診」、「胃がん検診」「乳がん検診」「子宮がん検診」があります。
対象の方は、各がん検診によって異なりますので、詳しくは市川市のホームページをご覧ください。当院の待合室にも特定健診、がん検診の案内を掲示しています。

具体的には、以下の検査を行います。

「肺がん検診」 (40歳以上) 胸部レントゲン写真(必要であれば喀痰検査)
「大腸がん検診」 (40歳以上) 便潜血検査
「胃がん検診」 (40歳以上) ピロリ菌検査(血液検査)、バリウム検査、胃内視鏡検査
「前立腺がん検診」 (50歳以上) 腫瘍マーカー検査(血液検査)
「乳がん検診」 (30歳以上) 超音波検査・マンモグラフィ
「子宮がん検診」 (20歳以上) 細胞診検査

普通の血液検査でがんを発見することはできません。毎年血液検査を受けていて異常がなくても、がん検診を受けていない方は毎年かならずがん検診を受けましょう。
当院では「肺がん検診」「大腸がん検診」「前立腺がん検診」と、「胃がんリスク検診(ピロリ菌の血液検査)」を行うことが出来ます。(バリウム・胃内視鏡検査、乳がん・子宮がん検診は当院では行っておりませんので、宜しくお願い致します。)

2018-10-26 17:08:59

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2018年10月号(第33号)【インフルエンザワクチン 2018】

【 インフルエンザワクチン 2018 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第33号を発行いたしました。
本号では、「インフルエンザワクチン 2018」のお話を掲載いたします。

昨シーズン(2017-2018冬)は、統計開始以来最高のインフルエンザの流行がみられました。また、A型、B型の両方が同時に流行したのが特徴でした。インフルエンザの予防のためには、インフルエンザワクチンを接種することが有効です。
今年のインフルエンザワクチンも、昨年に続いてA型インフルエンザウイルス2種類、B型インフルエンザウイルス2種類、合計4種類のインフルエンザウイルスに対する抗体が含まれています。

2018年度のインフルエンザワクチンに含まれる抗体4種類
A型:A/シンガポール/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A型:A/シンガポール/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2)
B型:B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B型:B/メリーランド/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)

インフルエンザワクチンは、ワクチン製造用のインフルエンザウイルスを発育鶏卵に接種して増殖させ、漿尿液から精製・濃縮したウイルスをエーテルで部分分解し、更にホルマリンで不活化したものです。
インフルエンザワクチンの製造過程でニワトリの卵を用いていますが、ワクチンの中にはごく微量の卵の成分しか残っていないといわれています。ですので、卵アレルギーがある場合でも、加熱・加工した卵を食べられるのであれば、インフルエンザワクチンの接種は可能になります。

今年のインフルエンザ予防接種は10月1日より開始します。インフルエンザの予防接種を希望の方は、通常の診察と同様に診療時間内に受診してください(インターネット予約をお願い致します)。
成人(13歳以上)1回接種(過去のインフルエンザ感染による抗体を持っているため)
小児(生後6か月~12歳)2回接種(2~4週間隔で)(抗体を持っていないため)

2018年の接種料金は、昨年と同様1回3500円(税込み)です。2回接種の方で、当院で2回目の接種を行う場合は、2回目の接種料金が3000円に減額になります。65歳以上の市川市在住の方は、高齢者インフルエンザ予防接種の医療費助成が受けられます(1回1500円に減額)ので、高齢者インフルエンザ予防接種専用の問診票を持参して来院してください。

今年も特定の土曜日の午後に、「インフルエンザ予防接種 専用外来」を臨時開院いたします。予約不要です。土曜日の午前中は大変混雑いたしますので、土曜日にインフルエンザ予防接種を希望の方は、出来るだけ土曜日午後のインフルエンザ予防接種専用時間帯にご来院いただくようお願い申し上げます。

2018年のインフルエンザ予防接種専用外来の開催日時は、以下の通りになります。
11/17(土)、11/24(土)、12/1(土)、12/8(土)、12/15(土)の、5日間。
14時30分~16時まで(受付開始は14時20分、受付終了が16時)。

予防接種を受けてから抗体ができるまでに3~4週間かかります。例年インフルエンザが流行する1月までに抗体をつけるために、12月中旬までには予防接種を受けましょう

2018-09-25 10:27:00

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2018年9月号(第32号)【 秋に悪化しやすい「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」 】

【 秋に悪化しやすい「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第32号を発行いたしました。
本号では、秋に悪化しやすい「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」のお話を掲載いたします。

秋になりました。今年の夏は非常に暑かったので、ようやく過ごしやすい季節になりました。
しかし、秋は気管支ぜんそく、咳ぜんそくが悪化しやすくなる季節でもあります。

「気管支ぜんそく」とは、様々な原因で気管(空気の通り道)に炎症が起こり、その炎症が長く続く病気です。「気管支ぜんそく」=「気管支炎が長く続き、なかなか治らない病態。」と言い換えることが出来ます。主な症状は、息苦しさ、咳、痰、のどや胸の違和感・いがいが感、鼻水、鼻づまりなどになります。
「気管支ぜんそく」の中で、息苦しさを伴わず、咳を主な症状とするものを、「咳ぜんそく」といいます。

「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」を引き起こし、悪化させる原因には、
①気候の変化 ②アレルギー・刺激物質の吸入 ③風邪 ④疲労・ストレス ⑤喫煙 ⑥妊娠・出産などが挙げられますが、秋にはそれらの条件がそろいやすくなります。

①気候の変化
秋は急に気温が下がりやすくなります。また、夏から秋にかけての時期は、気温の寒暖差が大きくなります。ぜんそくの発作は、気温が一番下がる夜中から朝方にかけて出やすくなりますので、寝冷えに注意しましょう。

②アレルギー「ダニ・ハウスダスト(ほこり)」「ブタクサ」
ダニは夏に増殖します。秋にはダニの糞や死骸が最も多くなり、ハウスダスト(ほこり)の主成分となります。吸い込んでアレルギー症状を引き起こすのは生きているダニではなくダニの糞や死骸のため、ダニアレルギーはダニが活発に活動する夏よりも、糞や死骸が舞う秋によりひどくなるといわれています。小児ぜんそくの原因の多くはダニが占めることが分かっています。ダニの多く潜む寝具に掃除機をかけて対策をしましょう。また秋は「ブタクサ」花粉症の季節でもあります。ブタクサ花粉症の方は注意しましょう。

③風邪
気温が下がると、湿度も下がり空気が乾燥します。乾燥した空気中では風邪の原因ウイルスの活動が活発になり、風邪をひきやすくます。去年の秋にはぜんそくを悪化させる「RSウイルス」が流行しています。手洗い、うがいや、マスクの着用で風邪を予防しましょう。

④疲労・ストレス
今年の夏は特に暑かったので夏バテの方は多いと思います。夏バテもぜんそくを悪化させる要因になりますので注意しましょう。当院では夏バテの諸症状に対し、漢方薬の処方を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

ぜんそくや、呼吸器・アレルギー症状でお困りの方は、是非当院にお気軽にご相談ください。
 

2018-08-31 18:00:00

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2018年8月号(第31号)【 夏~秋は「ダニアレルギー」に注意しましょう 】

【 夏~秋は「ダニアレルギー」に注意しましょう 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第31号を発行いたしました。
本号では、「ダニアレルギー」のお話を掲載いたします。

「ダニアレルギー」は、本邦のアレルギーの原因において「スギ花粉症」の次に多いという調査結果が出ています。ダニアレルギーによって引き起こされる主な疾患に、「気管支ぜんそく」「アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」「アレルギー性結膜炎」があります。アレルギーの原因となるダニの死骸や糞を吸い込んだり、皮膚や目に付着することで引き起こされます。
特に「小児ぜんそく」の原因の多くは、ダニアレルギーが占めているといわれています。「大人のぜんそく」の原因は、ダニアレルギーの他に、「季節の変わり目」「疲労・ストレス」「妊娠・出産」などの割合もより多くなっているのが特徴です。また「通年性アレルギー性鼻炎」の原因の多くも、ダニアレルギーが占めています。

「ダニアレルギー」の原因は、「ヤケヒョウヒダニ」と「コナヒョウヒダニ」の2種類のダニになります。
ちなみに、「ハウスダストアレルギー」の原因は、「室内のほこり」です。室内のほこりには、ダニ、ペットのフケ、ゴキブリ・ガなどの昆虫、カビなどが含まれていますが、室内のほこりの中でも主なアレルギーの原因はダニであるといわれています。そのため、ハウスダストアレルギーの方も、ダニへの対策が非常に重要になります。

ダニは夏にどんどん増殖し、秋にはダニの死骸や糞が最も多くなり、ハウスダストの主成分となります。吸い込むのは生きているダニではなくダニの死骸や糞のため、ダニアレルギーはダニが活発に活動する夏よりも、糞や死骸が舞う秋によりひどくなるといわれています。
小児ぜんそくの原因の多くはダニが占めることが分かっています。また季節の変わり目による気温・気圧・湿度の変化などもぜんそくの悪化因子になるため、小児ぜんそくは秋に悪化することが多いので注意が必要です。

夏~秋にかけて悪化するダニアレルギーの対策は、ダニが増え始める梅雨の時期から始めることが重要です。家の中の掃除も重要ですが、寝室の布団の掃除が特に重要であるといわれています。1日のうち約3分の1もの時間、布団に顔を付けて寝ているためです。
布団の丸洗い洗濯や、毎週2回程度の布団掃除機をかけることが重要です。また布団乾燥機もダニを死滅させるのに有効です。布団乾燥機を使用した後は掃除機でダニの死骸を吸い取りましょう。布団の天日干しは、生きているダニは布団の内部に潜り込んでしまうため、完全にはダニを死滅させることは出来ないといわれています。また、ダニアレルギーの他に花粉症がある方は、布団に花粉を付けて室内に持ち込んでしまうため、花粉症が悪化してしまうこともあるので注意が必要です。布団の天日干しをした後は、掃除機でダニの死骸や付着した花粉を吸い取るようにすると効果的です。また、防ダニ機能やアレルギー対策を施した布団を使用することも効果的です。

大掃除の後や、布団に入った後に咳が止まらなくなる方は、ダニアレルギーの可能性があります。ダニアレルギーによる「アレルギー性鼻炎」には、舌下免疫療法を行うことも可能です。ダニアレルギーの症状でお困りの方は、是非お気軽に当院にご相談ください。
 

2018-07-30 10:22:08

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2018年7月号(第30号)【 「肺炎球菌ワクチン」 で肺炎予防を行いましょう 】

【「肺炎球菌ワクチン」 で肺炎予防を行いましょう】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第30号を発行いたしました。
本号では「肺炎球菌ワクチン」のお話を掲載いたします。

高齢化社会という言葉が近年話題になっています。
総務省が発表した2016年の推計人口は、65歳以上の高齢者の人口は3514万人となり、総人口に占める割合は27.7%と過去最高を更新し、日本の人口の4人に1人が高齢者となりました。
国際連合人口部による報告では、2015年の日本人の平均年齢は46.5歳で、世界第1位となっています。高齢化社会を迎えるにつれて、近年日本人の肺炎による死亡数は増加し、平成23年からは「がん」「心疾患」に次いで「肺炎」による死亡者数が「脳血管疾患」を抜いて第3位になっています。現在は、「肺炎」「がん」「心疾患」「脳血管疾患」が、日本の4大死因となっているわけです。

高齢化社会を迎えるとなぜ肺炎が増加するのでしょうか。第一の原因は、高齢になると免疫力が落ちるため、細菌に対する抵抗力が低下して肺炎にかかりやすくなるためです。第二の原因は、高齢になると飲み込む機能が衰え、口の中の細菌が食べ物や唾液とともに気管や肺の中に入りやすくなってしまうためです。口の中の細菌が食べ物や唾液とともに気管や肺の中に入ることを「誤嚥」といい、それにより引き起こされた肺炎を「誤嚥性肺炎」といいます。

以上の理由で65歳以上の方は肺炎を予防することが大切です。肺炎は、気管や肺の中に細菌やウイルスが侵入して引き起こされます。肺炎を引き起こす菌(起炎菌)は多数ありますが、その中で最も頻度が高い起炎菌が「肺炎球菌」です。その他の起炎菌で主なものに、「インフルエンザ菌」「モラクセラ菌」「マイコプラズマ菌」などがあります。また、基礎疾患に「慢性肺疾患」「ぜんそく」「慢性心疾患」「糖尿病」をお持ちの方は、肺炎の罹患率が有意に上昇することが分かっています(日本呼吸器学会 成人肺炎診療ガイドライン2017による報告)。

肺炎球菌ワクチンを接種すると、肺炎球菌性肺炎に罹患する割合や、重症化する割合が低下することが分かっています。
肺炎球菌ワクチンは2種類あります。「13価肺炎球菌ワクチン」と、「23価肺炎球菌ワクチン」です。
小児定期予防接種の肺炎球菌ワクチンが「13価肺炎球菌ワクチン」、高齢者の定期予防接種(65・70・75・80・85・90・95・100歳になる年齢の年に1回のみ公費助成:市川市2018年7月現在)の肺炎球菌ワクチンが「23価肺炎球菌ワクチン」です。
公費助成の年以外は自由診療による接種になりますが、65歳以上の方は、「13価肺炎球菌ワクチン」と「23価肺炎球菌ワクチン」を1年程度の間隔をあけてそれぞれ1回ずつ接種すると、肺炎予防効果がさらに高まることが分かっています。

肺炎球菌ワクチン接種を希望の方は、ぜひ当院にご相談ください。
(注)当院での自由診療による肺炎球菌ワクチン接種の価格(2018年6月現在)は、「13価肺炎球菌ワクチン」が税込11,000円、「23価肺炎球菌ワクチン」が税込7,560円となります。それぞれ予防接種として1回の注射を行い終了となります。最も頻度の高い副作用として接種部位の腫れや痛みが挙げられます。その他ご不明な点はお気軽に当院にご相談ください。
 

2018-06-29 09:02:00

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2018年6月号(第29号)【梅雨の時季の咳「咳ぜんそく」 】

【梅雨の時季の咳「咳ぜんそく」 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第29号を発行いたしました。
本号では昨年に引き続き、梅雨の季節の咳「咳ぜんそく」のお話を掲載いたします。

梅雨の季節になりました。毎年梅雨の季節に咳がながびいて困っている方はいっらっしゃいませんか。
風邪薬を内服したのに、咳だけが長く続いておさまらない方はいらっしゃいませんか。
梅雨の時期や、秋の台風の時期など、季節の変わり目の咳でお困りの方は、「咳ぜんそく」かもしれません。
「気管支ぜんそく」とは、様々な原因で気管(空気の通り道)に炎症が起こり、長く続く病気です。
つまり、「気管支ぜんそく」」=「気管支炎が長く続き、なかなか治らない病態。」と言い換えることが出来ます。
主な症状は、息苦しさ、咳、痰、のどや胸の違和感・いがいが感、鼻水、鼻づまりなどになります。
「気管支ぜんそく」の中で、息苦しさを伴わず、咳を主な症状とするものを、「咳ぜんそく」といいます。

「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」を引き起こす原因は、以下のように大きく5つに分けられます。
①気候の変化(気温、湿度、気圧の変化などが、気管を刺激するため。)
②アレルギー・刺激物質の吸入(ほこり、花粉、カビ、喫煙、香水などが、気管を刺激するため。)
③疲労、精神的ストレス(心を支配する自律神経が気管に通じ、様々な刺激を受けやすくなるため。)
④風邪(風邪のウイルスや菌が気管に炎症が起こし、気管の粘膜が刺激を受けやすくなるため。)
⑤妊娠・出産(妊娠による体のホルモン環境の変化や、育児などによる生活環境の急激な変化が要因。)

6月の梅雨の時期は、以下のように咳ぜんそくを引き起こしやすい要因がそろっています。
①気温・気圧・湿度の変化が大きい。
②アレルギー物質である「ダニ」「カビ」が発生しやすい(湿度が高いため)。
③イネ科の花粉「カモガヤ」「ネズミホソムギ」が、江戸川の河川敷などから多く飛散する。
④夏かぜ「アデノウイルス」「エンテロウイルス」の流行。

ぜんそくによる咳の場合は、特に以下の条件でひどくなることが多いといわれています。
①夜寝るとき、朝起きたとき。
②お風呂あがり、ラーメンを食べるとき、電車に乗るときなど、急激に気温が変化するとき。
③しゃべるとき、歌うとき。

長引く咳、止まらない咳でお困りの方は、ぜひ当院にご相談下さい。
 

2018-05-24 23:27:00

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