きし内科クリニック 内科・呼吸器内科・アレルギー科・小児科

きし内科クリニック
市川市、本八幡|呼吸器内科、アレルギー科、内科、小児科

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きし内科クリニック通信

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きし内科クリニック通信

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2023年10月号(第93号)【新型コロナ・インフルエンザが同時流行しています。インフルエンザワクチンを接種しましょう。 】

【 新型コロナ・インフルエンザが同時流行しています。インフルエンザワクチンを接種しましょう。 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第56号を発行いたしました。
本号では、「新型コロナ・インフルエンザ同時流行」のお話を掲載いたします。

(本ブログを記載している2023年9月20日時点で)新型コロナウイルス感染症とインフルエンザ感染症が同時流行しています。今夏からの新型コロナウイルス感染症の流行は第9波目であり、オミクロン株「XBB」系統「エリス」株の流行だそうです。また新たな変異株「ピロラ」株も出てきており、WHO世界保健機関は8月“監視下に置くべき変異株”に指定し、推移を見守っているそうです。症状は発熱とのどの痛みであり、高齢者は時に重症化することありますが、若年者では通常の風邪と区別がつかないくらいの軽い症状のことも多いようです。
また、インフルエンザも同時流行しています。現在流行しているインフルエンザはA型(H1N1)株とA型(H3N2)株の2種類です。最近はインフルエンザの流行がなかったため、日本人のインフルエンザ抗体保有量も全体的に少なくなっています。最後のインフルエンザの流行が2020年2月なので、それ以降に出生した0~3歳児は全くインフルエンザに対する抗体を持っていないことになります。例年インフルエンザは学校・幼稚園・保育園から感染者が広がります。インフルエンザに対する抗体を持っていない小児や幼児は重症化するリスクも高く、今回の新型コロナ、インフルエンザ同時流行により、医療崩壊を起こしてしまう可能性も否定できません。
10月からインフルエンザ予防接種が始まりますので、可能な限り早急にインフルエンザ予防接種を受けましょう。
新型コロナは弱毒化の傾向にありますが、高齢者にとってはまだまだ侮れないウイルスです。高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、できるだけ新型コロナワクチンの追加接種を行い、今回の新型コロナ・インフルエンザの同時流行を乗り越えましょう。

「ワクチンで感染予防を行う」「風邪をひいたら高齢者に接しない」ことが大切と考えます。今後も新型コロナ・インフルエンザ感染症は、地球上からなくなる見込みはありません。

今年のインフルエンザワクチンも、昨年に続いてA型インフルエンザウイルス2種類、B型インフルエンザウイルス2種類、合計4種類のインフルエンザウイルスに対する抗体が含まれています。

2023年度のインフルエンザワクチン に含まれる抗体4種類

A型:A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)pdm09
A型:A/ダーウィン/9/2021 (SAN-010)(H3N2)
B型:B/プーケット/3073/2013 (山形系統)
B型:B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)

インフルエンザワクチンは、ワクチン製造用のインフルエンザウイルスを発育鶏卵に接種して増殖させ、漿尿液から精製・濃縮したウイルスをエーテルで部分分解し、更にホルマリンで不活化したものです。
インフルエンザワクチンの製造過程でニワトリの卵を用いていますが、ワクチンの中にはごく微量の卵の成分しか残っていないといわれています。ですので、卵アレルギーがある場合でも、加熱・加工した卵を食べられるのであれば、インフルエンザワクチンの接種は基本的には問題ありません。

今年のインフルエンザ予防接種は2023年10月2日(月)より開始する予定です。

成人(13歳以上) 1回接種
(成人は過去のインフルエンザ感染による抗体を持っていることが多いため)
小児(生後6か月~12歳) 2回接種(2~4週間隔で)
(若年者は十分な抗体を持っていないことが多いため)

2023年の接種料金は、昨年と同様1回3,500円(税込み)の予定です。2回接種の方で、当院で2回目の接種を行う場合は、2回目の接種料金が3,000円に減額になります。65歳以上の市川市在住の方は、高齢者インフルエンザ予防接種の医療費助成が受けられます(1回1,500円に減額)ので、高齢者インフルエンザ予防接種専用の問診票を持参して来院してください。

予防接種を受けてから抗体ができるまでに3~4週間かかります。10月に入ったら速やかに(遅くとも11月末までには)インフルエンザ予防接種を受けましょう
 

2023-09-20 17:54:14

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2023年9月号(第92号)【 2023年のインフルエンザ予防接種専門外来 】

【 2023年のインフルエンザ予防接種専門外来 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第92号を発行いたしました。
本号では、「2023年のインフルエンザ予防接種専門外来」のお話を掲載いたします。

今年のインフルエンザ予防接種は10月1日より開始する予定です。インフルエンザの予防接種を希望の方は、通常の診察と同様に診療時間内に受診してください(インターネット予約をお願い致します)。
インフルエンザワクチンの接種は10月から12月の間に行いましょう。

新型コロナウイルス感染症の流行のため、2020年度、2021年度は冬期にインフルエンザの流行が全く起こりませんでした。そのため日本人のインフルエンザ抗体の保有量は全体的に少なくなっていると考えられます。最後のインフルエンザの大流行は2020年の2月なので、それ以降に出生した0~3歳児のほとんどインフルエンザに対する抗体を持っていないことになります。昨年2022年度の冬はA型インフルエンザの小さな流行が起りました。今年の夏は当院においてもA型インフルエンザの患者が散見されています。そのため今年2023年度の冬は、小児を中心にインフルエンザが大流行を起こす可能性が高いと考えられます。

今年のインフルエンザワクチンも、昨年に続いてA型インフルエンザウイルス2種類、B型インフルエンザウイルス2種類、合計4種類のインフルエンザウイルスに対する抗体が含まれています。
インフルエンザワクチンは、他のワクチン(新型コロナワクチンを含む)との接種間隔の規定はありません。

成人(13歳以上)1回接種(成人は過去のインフルエンザ感染による抗体を持っているため)
小児(生後6か月~12歳)2回接種(2~4週間隔で)(若年者は十分な抗体を持っていないため)


今年も特定の土曜日の午後に、「インフルエンザ予防接種 専門外来」を臨時開院いたします。
完全予約制になります。インフルエンザ予防接種以外の診察は原則として行いません。
なお、インフルエンザワクチンの在庫が不足している場合は、インフルエンザ予防接種専門外来は開院しません。申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

【2023年のインフルエンザ予防接種専用外来の開催日時】
(14時から17時まで。合計3日間。各日先着200名。)
10月 : 10/14(土)
11月 : 11/4(土)、11/25(土)


当日13時より公式ホームページから先着200名、インターネットのみでの予約とします。ネット環境のない方は、土曜日午後のインフルエンザ予防接種専門外来ではなく、通常の診療時間内にインフルエンザの予防接種を受けてください。
予約番号によって下記の通り来院時間を振り分ける方法としました。よろしくお願いいたします。
予約番号1~40番の方は、14時~14時30分 に来院してください。
予約番号41~70番の方は、14時30分~15時 に来院してください。
予約番号71~100番の方は、15時~15時30分 に来院してください。
予約番号101~140番の方は、15時30分~16時 に来院してください。
予約番号141~170番の方は、16時~16時30分 に来院してください。
予約番号171~200番の方は、16時30分~17時 に来院してください。

2023年の接種料金は、昨年と同様1回3500円(税込み)です。2回接種の方で、当院で2回目の接種を行う場合は、2回目の接種料金が3000円に減額になります。65歳以上の市川市在住の方は、高齢者インフルエンザ予防接種の医療費助成が受けられます(1回1500円に減額)ので、高齢者インフルエンザ予防接種専用の問診票を持参して来院してください。

インフルエンザ予防接種についてご不明な点がございましたら、お気軽に当院にご相談ください。
 

2023-08-23 14:38:29

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2023年8月号(第91号)【 ビールで水分補給はダメ。熱中症のお話。 】

【 ビールで水分補給はダメ。熱中症のお話。 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第91号を発行いたしました。
本号では「熱中症」のお話を掲載いたします。

今年の夏は暑いですね。気象庁の1か月予報では、今年の7月は平年より気温が高い日が続くようです。熱中症に注意が必要ですね。

人間の体の約60%は水分で出来ています。残りの40%は、蛋白質、脂肪、電解質(塩分・ナトリウムなど)で出来ています。
熱中症とは、汗をかくことによって、体に必要な水分電解質(塩分・ナトリウムなど)が失われることによっておこります。屋内・屋外を問わず高温や多湿等が原因となります。
熱中症は、スポーツや肉体労働などの活動中に生じる「労作性熱中症」と、日常生活で生じ、特に高齢者に多い「非労作性熱中症」の2つに大別されます。
気温が25℃になると熱中症の患者が発生し、31℃を超えると急増するといわれています。

熱中症の症状は、気分不快、顔面蒼白、血圧低下、手足のしびれ、筋肉痛などから始まり、ひどくなると、頭痛、吐き気、脱力感、大量発汗、頻脈、めまい、下痢を起こします。脳に必要な水分や電解質が送られなくなると、高熱意識障害を生じ、生命の危険を伴うこともあるため注意が必要です。

1日のうちに体内から失う水分量は、一般成人で約2500mLと言われています。
内訳は、尿で約1,500mL、不感蒸泄(発汗以外の皮膚および呼気からの水分喪失)が約900mlとなります。夏場はそれ以外に汗で水分を失うため、水分補給が重要になります。
夏の炎天下では、10分歩くと約100mLの汗をかくそうです。夏の室内で活動すると、一日の汗の量は約3000mLとなり、高温環境の工場で8時間働くと、汗の量は約12Lにも達するそうです。

スポーツをしている人や、汗をかく事の多い仕事をしている人にとっては、水分補給はもちろん、電解質(塩分)補給も重要です。 汗の成分は、99%が水分で、0.05~0.5%が塩分となっています。500mLの汗をかくと約1.5g、1,000mlの汗をかくと約3gの塩分が体外に出ていると考えられます。

暑い日は仕事帰りのビールがおいしいですね。しかし、ビールで水分補給はNGです。アルコールには非常に強い利尿作用があり、水分が体の外に排出されやすくなります。 お酒を飲むとトイレに頻繁に行くようになり、飲酒後に喉が渇くのはそのためです。 特にビールにはアルコール・カリウム・水分の相乗効果による利尿作用で、1リットルの量のビールを飲むと、体からは1.1リットルの水分が失われると言われています。

夏場はこまめに水分補給を、激しい汗をかくことが予想される場合(90分以上の運動など)はスポーツドリンクや経口補水液などで水分と塩分補給を心がけましょう。

2023-07-12 14:37:01

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2023年7月号(第90号)【 「ヘルパンギーナ」が流行しています 】

【 「ヘルパンギーナ」が流行しています 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第90号を発行いたしました。
本号では「ヘルパンギーナ」のお話を掲載いたします。

夏風邪が大流行しています。新型コロナウイルス感染対策のため、ここ数年マスク着用、手洗い等の感染予防を徹底していました。感染予防の徹底により子どもが風邪を引く頻度が減り、子どもの風邪に対する抗体保有量は現時点ではかなり低下していると考えられます。今夏からマスクを外す日常が戻ったことで、風邪に対する抗体を持たない子どもたちが次々と夏風邪に罹患しているのです。

代表的な夏風邪に、ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)があります。最近はRSウイルス感染症も夏に流行しています。今夏は、5月を過ぎてから小学校でA型インフルエンザが流行したり、新型コロナウイルス感染者数も増加に転じており注意が必要です。
夏風邪は嘔吐・下痢・腹痛などの胃腸炎症状、目の充血などの結膜炎症状を合併しやすいことが特徴です。またRSウイルス感染症などは、風邪症状が改善した後も咳が長く続くことがあり注意が必要です。

ヘルパンギーナは、高熱と、のど(軟口蓋)に強い痛みを伴う水疱性の発疹を認める急性ウイルス感染症です。基本的に予後は良好な疾患ですが、乳幼児は時に重症化する場合があるので注意が必要です。

【疫学】
ヘルパンギーナは代表的な夏風邪のため、毎年5月から8月にかけて流行します。患者の年齢は5歳以下が全体の90%以上を占め、1歳代がもっとも多く、ついで2、3、4歳代の順で、0歳と5歳はほぼ同程度の症例が報告されています。

【原因と感染経路】
主にコクサッキーA群ウイルスを原因とします。原因ウイルスは複数あるため、繰り返し罹患する可能性があります。ヘルパンギーナに罹患した人の咳や鼻汁・唾液などに含まれるウイルスによって感染します(飛沫感染)。また、唾液や便から排出されたウイルスが手などを介し、口や眼などの粘膜に入って感染します(経口・接触感染)。 飛沫や鼻汁からは1~2週間、便からは数週~数か月間、ウイルスが排出され続けます。

【症状】
2~6日の潜伏期の後、突然の高熱、咽頭痛や咽頭発赤を呈し、口腔内に水疱や発赤が現れます。水疱は破れて痛みも伴います。2〜4日で解熱し、7日程度で治癒します。高熱による倦怠感や口腔内の痛みなどから、食事や水分を十分にとれず、脱水になることもあります。頭痛やおう吐、発熱が続く場合はお気軽に相談をお願いします。
合併症としては、熱に伴う熱性けいれんと、まれに髄膜炎や心筋炎が生じることがあります。 

【治療】
特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。
ワクチンは開発されていません。飛沫感染や接触感染、経口感染により感染するため、 マスク着用、手洗いなどの一般的な予防法の励行が大切です。有効な治療法はありませんが、多くの場合自然経過で治癒します。口の中に水疱ができ食事がとり難いため、柔らかく薄味の食事を工夫し、水分補給を心がけることが大切です。

【登園・登校基準】
厚生労働省が出している保育所における感染症対策ガイドラインでは、「発熱や口腔内の水疱の影響がなく、普段の食事がとれる」ようになることが、ヘルパンギーナの登園目安となっています。保育園や幼稚園に登園するときには、熱がなく問題なく食事がとれることを登園目安としましょう。
一方で、保育園や幼稚園によっては、集団感染を防ぐ目的で明確な登園禁止期間を設けている施設もあります。手足口病にかかったら、通っている保育園や幼稚園に出席停止期間や登園基準が決められているかを確認しておくとよいでしょう。

夏風邪でお困りの際は、お気軽に当院にご相談ください。

2023-06-26 14:40:05

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2023年6月号(第89号)【 「イネ科の花粉症」の季節です 】

【 「イネ科の花粉症」の季節です 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。
きし内科クリニック通信 第89号では、昨年度に続いて今年もイネ科の花粉症のお話を掲載いたします。

あたたかくなり、マスクも外せるようになったので、江戸川の河川敷の散歩がとても心地よいですね。
今年は昨年と比較してスギ・ヒノキの飛散量が約1.8倍と多かったので、(私も含め)スギ・ヒノキ花粉症の方はとても症状がつらかったのではないかと思います。スギ・ヒノキ花粉症は、一般的にはゴールデンウイークごろで終わります。一方、ゴールデンウイークを過ぎても花粉症の症状が続いている場合は、イネ科の花粉症の可能性があります。イネ科の花粉の飛散は例年4月上旬ごろからから始まり、5月以降にピークを迎えるためです。

江戸川の河川敷に多くのイネ科の植物が植生しています。現在の市川市周辺の江戸川堤防では、イネ科の「ネズミホソムギ」を中心とする寒地型の外来牧草類が広く分布しています。

「ネズミホソムギ」(鼠細麦:イネ科ネズミムギ属)は、ネズミムギとホソムギの中間型の帰化植物で、別名を「イタリアンライグラス」といいます。緑化や飼料用に栽培される一年草または越年草で、丈は40-70cmになります。
「ネズミホソムギ」の花粉の飛散時期は5月中旬~8月上旬(ピークは5月中旬~6月下旬)になります。

その他の花粉症を引き起こすイネ科の植物に、「カモガヤ」「オオアワガエリ」があります。カモガヤの別名を「オーチャードグラス」、オオアワガエリの別名を「チモシー」といいます。ともに飼料用(主に採草用)として最も広く利用され、沖縄を除く全国で栽培されています。花粉の飛散時期は5月~8月になります。空き地・道端・畑の周辺などに、ほぼ日本全域に生息しています。

イネ科の花粉はスギ花粉のように広範囲に飛散しません。スギ花粉は10km以上飛散する一方、イネ科の花粉は多くて200m程度しか飛散しません。江戸川の河川敷を散歩すると花粉症の症状が悪くなる人は、イネ科の「ネズミホソムギ」の花粉症の可能性が高いと考えます。

ところで、イネ科の花粉症に罹患すると、口腔アレルギー症候群(花粉-食物アレルギー症候群)を引き起こすことが知られています。口腔アレルギー症候群とは、果物や野菜を食べた際、約15分以内に唇や口の中にイガイガ感・かゆみ・腫れなどのアレルギー症状があらわれる病気です。特定の花粉に含まれる抗原物質と特定の果物・野菜に含まれる抗原物質で似ているものがあります。そのため特定の花粉に対してアレルギーを起こすと、特定の果物・野菜に対してもアレルギーを引き起こしてしまうことがあり、イネ科の花粉症に罹患すると特定の食物の口腔アレルギーを生じる原因になります。イネ科の花粉に含まれる抗原物質と似ている抗原をもつ食物は、ウリ科(メロン、スイカ)、ナス科(トマト、じゃがいも)、マタタビ科(キウイ)、ミカン科(オレンジ)、マメ科(ピーナッツ)が知られています。これらの果物や野菜を食べた後に口の中がイガイガする人は、イネ科の花粉症の可能性があります。

ゴールデンウイークを明けても花粉症の症状が続く方、血液採取によるアレルギー検査を希望の方、ダニやスギ花粉症の舌下免疫療法をご希望の方は、当院にお気軽にご相談ください。

2023-05-29 14:25:17

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2023年5月号(第88記念号)【 16歳の息子が天国に旅立ちました 】

【 16歳の息子が天国に旅立ちました 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第88号を発行いたしました。
本号では私事ですが、私の16歳の息子についてお話いたします。

私の息子が2023年3月25日、ユーイング肉腫のため16歳で天国に旅立ちました。

 私の息子が渋谷教育学園渋谷中学校3年生であった2021年4月にユーイング肉腫と診断されました。
左の骨盤に発生した骨のがんです。診断を受ける1か月前くらいから息子は左足を痛がっていました。痛み止めや湿布を使っても痛みが治まらないため、何か大きな病気ではないかと考えました。院長(私)の出身大学(東京医科歯科大学)の医師が勤務しているため、東京ベイ・浦安市川医療センターの整形外科に私の紹介状を持参して受診させました。15年以上の診療経験がある整形外科医の診察でしたが、残念なことに湿布の処方のみで様子を見るように言われて帰宅となってしまいました。その後2週間様子を見ましたが、息子の左足の痛みは悪化する一方だったので整形外科に再診を電話で依頼しました。しかし予約がいっぱいだから少なくとも2週間先まで診察できないとあっさり断られました。電話でなんとか診察してもらうように食い下がり、医師になってから数年くらいの若手の先生が数日後に診察してくださりました。そして骨盤MRIを行って骨のがんと診断されたのが、診断に至るまでの経緯です。
 診断されたときにすでにがんは肺に転移していました。聖路加国際病院小児科に入院して抗がん剤治療を2か月間行い、がんが小さくなったところでがん研究会有明病院の整形外科で左骨盤の腫瘍を左骨盤ごと摘出しました。その後再び聖路加国際病院小児科で抗がん剤治療と肺への放射線治療を約5か月間行ました。がんはいったん全てなくなり、車いすで2022年1月に自宅退院となりました。聖路加国際病院小児科、がん研究会有明病院整形外科の先生方や看護師、コメディカルの皆様には大変お世話になりました。ここでお礼を申し上げます。
 その後息子は必死にリハビリを行い、片杖歩行で数歩程度は歩けるようにまで回復しました。がんになった経験を生かして、がんを治療する医師になりたいと息子は私に言ってくれました。長期間の入院での学業の遅れを取り戻すため、息子は猛勉強してくれました。
 ところが神様は残酷なことに、2022年の9月にがんは再発しました。左肺に転移して左肺に胸水がたまった状態でした。聖路加国際病院の小児科に入院して抗がん剤を約2か月行いましたが効果はありませんでした。その時点で完治をめざせる治療法がなくなったため、息子の意志を尊重して最後の期間は在宅で過ごすことになりました。
 在宅で痛みに対してモルヒネの投与を行いながらも、息子は常に笑顔と感謝の気持ちを絶やしませんでした。息子の在宅療養を支えたのは、渋谷教育学園渋谷高校のかけがえのないたくさんの友達と担任の先生でした。友達が毎日代わる代わる自宅に遊びに来てくれて、息子の残された時間を有意義なものにしてくれました。担任の先生が息子に感謝の気持ちを大切にするように伝えたくださったためか、息子が最期に私に伝えてくれた言葉が「今までありがとう」と感謝の気持ちでした。息子の成長に涙するとともに、息子の入院から在宅医療に関して全てを一手に引き受けてくれた看護師の妻(息子の母)に感謝します。また、息子の信頼のもとに在宅医療に尽力してくださった、あおぞら診療所せたがやの先生、コメディカルの方々に感謝いたします。

息子が天国に旅立ちました。これからは医師を目指した天国の息子が見守る中で、今まで通り地域医療を行っていきます。息子のおかげで親の不安な気持ちを少しでも多く理解し、人に優しく出来る医師になる機会を与えていただくことが出来ました。息子に感謝の意をささげて本号の締めにしたいと思います。

2023-03-27 18:37:12

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2023年4月号(第87号)【 スギ花粉症の舌下免疫療法 】

【 スギ花粉症の舌下免疫療法 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第87号を発行いたしました。
本号では、「スギ花粉症舌下免疫療法」のお話を掲載いたします。

本ブログを記載している3月11日時点で、新型コロナウイルス、インフルエンザ感染症の新規患者数はピークを越えつつありますが、代わりにスギ花粉症が猛威を振るっているようです。

スギ花粉によるアレルギー性炎症の総称をスギ花粉症といいます。具体的にはスギ花粉による「アレルギー性鼻炎」「アレルギー性結膜炎」「アレルギー性気管支炎」「アレルギー性皮膚炎」の全てを総称して、スギ花粉症というのです。スギはヒノキ科の植物のため、スギ花粉症患者のほとんどはヒノキ花粉症も合併し「スギ・ヒノキ花粉症」とも称されます。スギ・ヒノキ花粉の飛散時期は、通常は1月下旬~5月上旬ごろになります。

NPO法人花粉情報協会のデータでは、今年の東京都のスギ花粉飛散開始日は2月11日で、2月の合計スギ花粉飛散量は976.4/㎠でした。昨年の2月の合計スギ花粉飛散量15.4/㎠でしたので、今年の2月~3月初旬のスギ花粉飛散量は、大幅に昨年の飛散量を上回っております。

日本気象協会ホームページによりますと、3月中旬以降も花粉の飛散量が多い日が連日続く見込みだそうです。またスギ花粉の飛散がピークとなる中、ヒノキ花粉が飛び始めています。スギ花粉飛散のピークは、東京では3月下旬までの予想です。スギ花粉飛散のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉飛散のピークを迎える所が多くなりそうです。ヒノキ花粉飛散のピークは、 東京では4月上旬から4月下旬にかけてとなるそうです。関東地方の今年のスギ花粉飛散量は、昨年より非常に多くなる見込みだそうです。昨年にスギ花粉症の症状が弱かった方も、今年は万全なスギ花粉症対策が必要になりそうです。

花粉症治療の基本は、以下の通りになります。
抗原回避(衣服や寝具の部屋干し、寝具への花粉の付着の防止、布団掃除、マスク着用など)
薬物治療(内服薬、点鼻薬、点眼薬など。)

これらの治療で効果不十分の場合は、スギ花粉症舌下免疫療法の適応になります。
スギ花粉症舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法、減感作療法)とは、スギ花粉を含むエキスを舌の下に投与し、少しずつ体内に吸収させることで、スギ花粉に対するアレルギー反応を弱めていく治療法です。
具体的には、薬を舌の下に1分間保持してから飲み込みます。これを1日1回、約4年間行うことで、約90%の患者さんのスギ花粉症の症状が軽減するといわれています。治療は保険適用になります。スギ花粉症とダニアレルギーの舌下免疫療法を合わせると、これまで400例以上の患者さんが当院で治療を行っています。
スギ花粉症舌下免疫療法は、5歳以上の年齢の方全てに行うことが出来ますが、新規に開始することができる時期は、スギ・ヒノキ花粉が飛散していない時期(5月GW明け~12月末まで)になります。
なお、重症ぜんそくの方、ステロイド内服中(点鼻・吸入ステロイドは可)の方、抗がん剤やβ遮断薬など特定の薬を使用されている方は治療を行うことができません。妊娠中の方は妊娠中に新規に治療を開始することはできませんが、内服治療中に懐妊しても問題なく治療を継続することができます。

当院では、私自身のスギ花粉症治療の経験も踏まえながら、患者様の個々のニーズに合った最適な花粉症治療の提案を出来るように努めています。花粉症でお困りの方は是非当院にお気軽にご相談ください。

2023-03-16 10:32:00

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2023年3月号(第86号)【 「花粉-食物アレルギー症候群」 ~果物アレルギーと花粉症の関係~ 】

【 「花粉-食物アレルギー症候群」 ~果物アレルギーと花粉症の関係~ 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第86号を発行いたしました。
本号では、「花粉-食物アレルギー症候群」のお話しを掲載いたします。

2月入り新型コロナウイルス感染症の新規患者数はピークを越しましたが、インフルエンザ感染者数が増加に転じています。手洗い、ワクチン接種などの感染対策が大切です。

近年、果物によるアレルギー患者さんが増加しています。果物アレルギーは、以下の2種類に分けられます。
1.即時型乳幼児期に発症。じんま疹、湿疹、痒みなどの皮膚や粘膜の症状、下痢や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が特徴
2.口腔アレルギー症候群学童期から成人に発症。唇や舌、のどの痒みやイガイガなど口腔粘膜に症状を認めるのが特徴。

特に、花粉症を発症した後に果物アレルギーも発症する患者さんが最近増えてきています。これら花粉症に関連した食物アレルギーのことを、「花粉-食物アレルギー症候群」と呼びます。アレルギーは食べ物・花粉・ダニなどの一部の蛋白(アレルゲン)に対して、体が過剰に免疫反応を起こす(感作する)ことが原因です。花粉アレルギーのアレルゲンと果物に含まれるアレルゲンが似ている(交差抗原性がある)ために、花粉症を発症した人が果物アレルギーも発症してしまうことがあるのです。花粉への感作により果物アレルギーを発症する場合の多くは、口腔アレルギー症候群タイプの果物アレルギーとして発症します。

花粉症の原因となる植物は複数ありますが、それに対応して症状のでやすい果物が決まっているのも、このアレルギーの特徴です。「花粉-食物アレルギー症候群」を最も引き起こす頻度が高いのが、春に花粉が飛散するハンノキ・シラカバなどのカバノキ科の花粉症です。カバノキ科の花粉に感作すると、リンゴ・もも・さくらんぼなどのバラ科の果物で症状が出やすくなります。またこのカバノキ科の花粉症患者さんでは、豆乳やもやしなどの未加工の大豆製品でアレルギー症状を起こすことがあります。また江戸川の河川敷に多く植生するネズミホソムギや、カモガヤ・オオアワガエリなど初夏に花粉が飛散するイネ科の花粉症も「花粉-食物アレルギー症候群」を引き起こす頻度が高くなっています。イネ科の花粉に感作すると、メロン・スイカ・キウイなどに反応が出やすくなります。

対応としては症状の出る果物避けることが基本ですが、抗アレルギー剤を内服することで症状を緩和することが可能な場合もあります。また、果物を加熱処理すると、アレルギー症状を起こす蛋白が変性するため症状が出なくなることがあります。「花粉-食物アレルギー症候群」は、患者さんがアレルギーと思っていないことも多く、潜在的な患者さんは非常に多いものと思われます。お心あたりがございましたら、お気軽に当院にご相談ください。

2023-02-13 10:49:00

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2023年2月号(第85号)【 スギ花粉が飛び始めました 】

【 スギ花粉が飛び始めました 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第85号を発行いたしました。
本号では、「スギ花粉症のお話」を掲載いたします。
 
1月入り新型コロナウイルス感染症の新規患者数もピークを越えつつありますが、インフルエンザ感染者数が増加に転じています。手洗い、ワクチン接種などの感染対策が大切です。

ここからが本題です。今年1月10日の診療中にいつもより目が痒い自分に気づきました。過去のクリニック通信でたびたび申し上げていますが、私はひどいスギ・ヒノキ花粉症なためスギ花粉飛散開始には敏感に反応します。
日本気象協会ホームページによりますと、今年のスギ花粉飛散量は九州~東北で前シーズンより多く、特に四国・近畿・東海・関東甲信で非常に多い予想だそうです。飛散開始時期は例年並みで、九州から関東で2月上旬から飛散開始となるそうです。スギ花粉は飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めますので、1月10日からわずかな量の花粉が飛散していたと考えて間違いなさそうです。昨年に花粉症の症状が弱かった方も、今年は万全な花粉症対策が必要になりそうです。
私は毎年1月半ばから5月半ばまで花粉症の薬を内服しています。花粉症の薬を内服しないと、夜中に咳が止まらず、目が真っ赤に腫れ、一日中鼻をかんでいなくてはいけなくなってしまいます。また、新型コロナウイルスの流行後からは以前よりも換気をまめに行うようになったため、クリニックの中にも花粉が入ってくるようになり、診療中も目薬を手放せません。

スギ花粉症の一番の対策は、スギ花粉の吸入・接触を避けることです。スギ花粉は粒状物なので風が強い日は空気中に舞いますが、その後地面に落下します。また洋服にも付着します。空気中に舞っているスギ花粉をマスクで予防することはもちろんですが、地面や洋服に付着している花粉を吸いこまないことも重要になります。地面に落下している花粉を吸いこむことが最も多い時間は、夜にベッドや布団に顔をうずめて寝ているときになります。スギ花粉を避けるのに有効な対策として、布団やベッドにスギ花粉を付着させないこと、洋服に付着したスギ花粉を自宅に持ち帰らないことの2点が特に重要になります。
具体的には、寝室の換気をしない」 「シーツや布団は部屋干しする」 「布団に花粉が付着した場合は掃除機で吸い取る」 「寝室の枕元に空気清浄機を設置する」 「衣服は部屋干しにする」 「特に寝具に花粉を付着させないように注意するになります。
新型コロナウイルスの流行のため、マスクを着用することは慣れましたが、部屋の換気も行わなければいけなくなったためにスギ花粉の室内の侵入には特に注意が必要です。

スギ花粉によるアレルギー性炎症の総称をスギ花粉症といいます。具体的にはスギ花粉による「アレルギー性鼻炎」「アレルギー性結膜炎」「アレルギー性気管支炎」「アレルギー性皮膚炎」の全てを総称して、スギ花粉症というのです。スギはヒノキ科の植物のため、スギ花粉症患者のほとんどはヒノキ花粉症も合併し「スギ・ヒノキ花粉症」とも称されます。スギ・ヒノキ花粉の飛散時期は、1月下旬~5月上旬ごろになります。

スギ花粉症(スギ花粉によるアレルギー性炎症)の具体的な症状を、以下に示します。
【アレルギー性鼻炎】 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、鼻のかゆみ・むずむず感、頭重感、前頭部痛
【アレルギー性結膜炎】 目のかゆみ、充血、目のまわりの腫れ
【アレルギー性皮膚炎】 皮膚のかゆみ、赤み、皮膚のかさつき(特に鼻~頬の辺りに多い)
【アレルギー性気管支炎】咳、痰、喉のいがいが感(スギ花粉によって誘発される「咳ぜんそく」とほぼ同じ症状です)

スギ花粉症の症状で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみは有名ですが、いったん出始めると止まらなくなる咳(特に夜中に多い)や、皮膚のかゆみも花粉症の症状の可能性があるので注意が必要です。
風邪の症状とも似ていますが、目のかゆみを伴う場合や2週間以上症状が続く場合は、風邪ではなく花粉症を強く疑います。

花粉症の治療は、内服薬、点鼻薬、点眼薬などで行います。従来の花粉症治療薬は眠気を催すものが多かったのですが、眠くなりにくくある程度の効果が期待できる薬も開発されています。
スギ花粉の飛散が終わる5月中旬より「スギ花粉症舌下免疫療法」を合わせて行うことも可能です。
私自身のスギ花粉症治療の経験も踏まえながら、患者様の個々のニーズに合った最適な花粉症治療の提案を出来るように努めます。花粉症でお困りの方は是非当院にお気軽にご相談ください。

2023-01-18 12:03:50

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2023年1月号(第84号)【 「インフルエンザ」の流行が始まりました 】

【 「インフルエンザ」の流行が始まりました 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第84号を発行いたしました。
本号では、「インフルエンザ」の流行についてお話いたします。

 
このブログを記載している2022年12月30日時点においで、千葉県における新型コロナウイルスの新規感染者数は1日8000人前後で第8波のピークを迎えています(図1)。今回の第8波において日本で流行している主なオミクロン株は、「BF.5株」「BA.5.2株」「BA.5.2.1株」「BF.7株」だそうです。12月26日、27日の2日間で、当院で診断した新型コロナウイルスの新規感染者数は42人でした。年齢層は小学生から60歳くらいまでの若い方に多く、有熱期間は数日程度で比較的症状は軽い印象です。新型コロナウイルスの弱毒化がこの第8波でますます進んでいると考えています。ただ、新型コロナウイルス感染後に咳だけが残って長く続いてしまう患者が、今までの新型コロナウイルス感染に比べて、第8波からは特に多く見受けられるように感じます。この咳はいったん出始めると止まらなくなったり、特に夜や明け方にひどくなって睡眠を妨げたりする厄介なもの多く、ひどい場合は数か月続くこともあります。新型コロナウイルス感染の後の長引く厄介な咳でお困りの場合は、お気軽に当院にご相談ください。
 




ところで感染予防の徹底のためか、ここ2年間は冬期にインフルエンザの流行が全く起こりませんでした。しかし、今年は12月に入りインフルエンザの患者が増加し始めています(図2)。インフルエンザに罹患する患者の年齢層も、幼児や小児などの若年層が多くなっています(図3)。新型コロナウイルス感染症第8波では、小児や幼児が新型コロナウイルス感染症に罹患しても症状は軽度の印象でしたが、インフルエンザは小児や幼児でも脳症を引き起こし重症化するケースが過去には多く報告されています12月26日、27日の2日間で、当院で診断したインフルエンザの新規感染者数は10人に上りました。現在の流行はインフルエンザA型(H3N2)です(図4)。最近の2年間でインフルエンザの流行がなかったため、日本人のインフルエンザ抗体の保有量も全体的に少なくなっていると考えられます。最後のインフルエンザの流行が2020年2月なので、それ以降に出生した0~2歳児は全くインフルエンザに対する抗体を持っていないことになります。例年インフルエンザは3学期が始まってから学校から感染者が広がることが多いです。インフルエンザに対する抗体を持っていない小児や幼児は重症化するリスクも高く、医療崩壊を起こしてしまう可能性も否定できません。インフルエンザ予防接種を受けていない方は今からでも急いでインフルエンザ予防接種を受けましょう。
新型コロナは弱毒化の傾向にありますが、抗体保有量が少ないインフルエンザは全ての人が重症化を起こす可能性があると考えます。インフルエンザワクチンの接種、マスク、こまめな手洗い、特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、新型コロナワクチンの追加接種を行い、今年の冬の新型コロナ、インフルエンザ同時流行を乗り越えましょう。

2023-01-10 08:00:00

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