きし内科クリニック 内科・呼吸器内科・アレルギー科・小児科

きし内科クリニック
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2020年4月号(第51号)【「新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)」 について考える(その2)。】

【 「新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)」 について考える(その2)。】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第51号を発行いたしました。
本号では、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」について考える(その2)を掲載いたします。

今回は、きし内科クリニック通信2020年3月号(第50号)の続きで、新型コロナウイルス感染症について2020年3月7日現在わかっていることをまとめてみたいと思います。

「新型コロナウイルス感染症」と、「インフルエンザ感染症」を比較して話を進めていきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症において最近、密閉空間におけるクラスター感染(集団感染)が連日話題になっています。クルーズ船の集団感染から始まり、お祭り、展示会、屋形船、スポーツジム、ライブハウス、病院、卓球スクールなどでクラスター感染が確認されています。新型コロナウイルスのその感染力の強さに対し驚くばかりです。コロナウイルスは飛沫感染であり、空気感染を引き起こすというデータは現時点では存在しません。密閉空間においては他人の飛沫(唾液)が鼻腔、口腔、結膜(目)に触れる機会がそんなに多いのでしょうか。
コロナウイルスとインフルエンザウイルスの大きな違いとして、環境中のコロナウイルスの残存時間が、インフルエンザウイルスに比べて非常に長いことが挙げられます。新型コロナウイルスの環境中の残存時間は現時点では不明ですが、他のコロナウイルスでは、20度程度の室温におけるプラスチック上の残存期間は2日以上とする研究があります。インフルエンザウイルスの残存時間は数時間程度といわれています。
つまり、密閉空間で多数の人が触れる場所にコロナウイルスが長く残存しているのです。具体的にはみんなで触れる機会が多いもの、トイレなどのドアノブ、ブッフェ料理のトング、ドライヤーなど洗面所の共用品などが挙げられます。ウイルスが付着した部分に手で触れて、その手を目や鼻、口などに持って行って感染するのです。特にスギ花粉症の人は目や鼻がかゆくなりります。目や鼻を掻く行為がコロナウイルスの感染につながる危険性があるため要注意です。
以上より、新型コロナウイルスの主な感染経路は接触感染ではないかと私は考えています。ですので、新型コロナウイルス対策で最も有効なのはこまめな手洗い、手指のアルコール消毒、たくさんの人が触れる器具の次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)消毒と考えます。当院でもドアノブ等の頻回の次亜塩素酸消毒を行っています。
お子さまは活発に活動し、いろいろなところを触れて回るので、学校の一斉休校は新型コロナウイルス感染症対策に非常に有効なのではないかと私は考えております。

マスクで飛沫感染は予防できますが、マスクをしていても手すりなどのウイルス付着部位を触った後に目や鼻、口を触ってしまうとコロナウイルスに感染してしまう可能性があるわけです。

【インフルエンザと類似している点】
感染経路・感染力・症状
【インフルエンザと異なる点】
新型コロナウイルスが、環境中に非常に長い時間残存する(2日以上)ので、接触感染がおこりやすい。
潜伏期間が長い(2~14日程度、平均5~6日)
今のところ有効な治療法がない
簡易検査を行うことができない(PCR検査は保険適応になりましたが、限られた病院でしか行えません)


以上をまとめると、新型コロナウイルス感染症は、「病状はインフルエンザと似ているが、インフルエンザウイルスと比較するとコロナウイルスは環境に長く残存し、接触感染を引き起こしやすい。また、検査・治療方法が確立されておらず潜伏期間が長い。」と考えることができると思います。

新型コロナウイルス感染症やインフルエンザを防ぐため、こまめな手洗いや人ごみでのマスク着用で感染予防を行いましょう。咳が出ている方はマスクを着用し、他の方への感染予防にご配慮をお願いいたします。

2020-03-09 10:20:00

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2020年3月号(第50号)【「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」について考える。】

【「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」 について考える。】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第50号を発行いたしました。
本号では、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」のお話を掲載いたします。
 
中国の武漢で最初に発生した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」が連日話題になっています。
2020年2月16日現在わかっていることをまとめてみたいと思います。
コロナウイルスは、電子顕微鏡で見ると、太陽のまわりを「コロナ」というガスが取り巻いているような形をしているところから名付けられたウイルスで人や動物に感染します。国立感染症研究所によりますと、せきや発熱、鼻水などが出る、通常の「風邪」の約35%はコロナウイルスが原因であるとされています。
 
比較的症状が似通っている、「新型コロナウイルス感染症」と、「インフルエンザ感染症」を比較して話を進めていきたいと思います。

【インフルエンザと類似している点】
感染経路・感染力・症状
新型コロナウイルスは現在のところ飛沫感染(せきやくしゃみなどで感染)であると考えられています。こまめな手洗いや、人ごみにおけるマスクの着用が感染予防に有効と考えます。
感染力は「1人の患者から感染が何人に広がるのか」ではかります。中国の疾病予防センターが出した初期の患者の報告では2.2人としています。感染力が強いインフルエンザでは2~3人程度なので、新型コロナウイルス感染症の感染力は今のところインフルエンザと同等と考えてよいでしょう。
新型コロナウイルス感染症の症状はインフルエンザと似ています。発熱、せき、息苦しさなどの呼吸器症状、それに筋肉痛やけん怠感などが報告されています。多くの人は重症化せずに自然軽快しますが、高齢者や持病のある人は肺炎になり重症化の恐れがあります。致死率は現時点では中国以外の国では0.5%で、インフルエンザの致死率は日本で0.05%と開きがありますが、新型コロナウイルス感染症の検査を行うことができる患者が今のところ重症患者のみであることから、最終的には致死率はインフルエンザと同等程度に落ち着くのではないかと私は予想しております。
 
【インフルエンザと異なる点】
今のところ有効な治療法のないこと
新型コロナウイルス感染症に対し、今のところ有効な治療法はありません。考えてみるとタミフルの発売は2001年1月であり、それまではインフルエンザ感染症に対する有効な治療法は確立されていませんでした。インフルエンザに感染したら暖かくしてゆっくり休むことが原則でした。
簡易検査を行うことができないこと
新型コロナウイルス感染症の検査を行うには、現時点ではPCRという費用と手間と時間が非常にかかる検査が必要です。一部の検査機関で限られた検体しか扱うことができません。また保険適応もありません。
潜伏期間が長いこと
潜伏期間は2日~14日程度と言われており、インフルエンザの潜伏期間1日~4日と比較して長いのが特徴です。潜伏期間中も他人に感染させる可能性があるため、ひとたび学校のクラスなどで誰かが感染してしまうと、インフルエンザ以上に感染が広がってしまう恐れがあり、それを防ぐ手立ても今のところ存在しないと思います。

以上をまとめると、新型コロナウイルス感染症は、「検査・治療方法が確立されておらず潜伏期間が長い、インフルエンザ感染症と似た病態」と考えることができると思います。
 
新型コロナウイルス感染症やインフルエンザを防ぐため、こまめな手洗いや、人ごみでのマスク着用で感染予防を行いましょう。咳が出ている人はマスクを着用し、他人への感染に配慮をお願いいたします。

2020-02-19 11:23:46

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2020年2月号(第49号)【「インフルエンザ」 が流行しています。】

【 「インフルエンザ」 が流行しています。】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第49号を発行いたしました。
本号では、「今年のインフルエンザの流行状況」のお話を掲載いたします。
 
「インフルエンザ」が流行しています。
今年のインフルエンザは、12月の時点ではA型の流行が先行しています。
国立感染症研究所の報告によると、国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、2019年12月の時点ではA型(H1N1pdm)の流行が多くを占め、A型(H3N2)やB型はほとんど流行していません。ちなみに昨年に国内で最も多く分離・検出されたインフルエンザウイルスはA型(H3N2)が56%、次いでA型(H1N1pdm)が36% 、B型で8%(山形系統7%, ヴィクトリア系統91%, 系統不明2%)の順でした。
今年のインフルエンザワクチンには、A型(H1N1pdm)、A型(H3N2)、B型(山形系統)、B型(ビクトリア系統)の4種類のインフルエンザウイルスに対する抗体が含まれています。毎年流行を起こすA型インフルエンザはおおむね2種類(H1N1pdm、H3N3)、B型インフルエンザも2種類(山形系統、ヴィクトリア系統)あるためです。
インフルエンザに罹患すると抗体が出来るため、同じ種類のインフルエンザに1シーズンに2回罹患することは基本的にはありません。しかし型が同じでも別の種類のインフルエンザに罹患することはよくあります。つまり1シーズンにA型インフルエンザに2回(A型(H1N1pdm)、A型(H3N2)の両方)罹患することがあるのです。
現在流行しているA型(H1N1pdm)に感染しても、これから流行すると考えられるA型(H3N2)、B型(山形系統)、B型(ビクトリア系統)に再び感染する可能性があります。

インフルエンザワクチンを接種した方はインフルエンザに罹患する可能性は低くなります。また、インフルエンザワクチンを接種していれば、たとえインフルエンザに罹患したとしてもインフルエンザ治療薬(イナビル、タミフル、リレンザ、ゾフルーザ、麻黄湯など)を速やかに服用すれば、重症化をかなりの面で予防できると考えられます。
今からでもインフルエンザワクチンの接種は遅くはありません。受験生などでインフルエンザワクチン接種を行っていない方は、速やかにインフルエンザワクチンの接種を行いましょう。
 
インフルエンザウイルスは、直径100nm(1mmの100万分の1)の小さな病原体で、A型、B型、C型の3つの型に分けられます。このうちA型とB型が大流行を起こします。
A型またはB型インフルエンザウイルスの感染を受けてから1~3日間の潜伏期間を経て、(38℃以上の)高熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現われます。
 
感染経路は主に飛沫(ひまつ)感染です。インフルエンザウイルスに感染している患者の唾液から感染を起こします。咳やくしゃみで、他人の喉や鼻の粘膜にインフルエンザウイルスが付着・侵入することで感染が広がります。唾液がついた手などから接触感染を起こすこともあります。また、発熱前の潜伏期間中にも感染を起こします。
 
診断はインフルエンザウイルスの迅速診断キットを用いて行います。
通常の迅速診断キットが陽性になるのは、発熱してから一晩(12~18時間)を経過してからになりますが、当院では、発熱してから約3時間で診断できる精密測定キット(富士ドライケム IMMUNO AG1)も導入しております。
 
家族間の流行を防ぐためにも、マスク、手洗い、うがいで感染予防を行いましょう。突然の、高熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛・関節痛の症状がみられた場合は、速やかに当院にご相談ください。

2020-01-16 10:04:27

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2020年1月号(第48号)【「ノロ」と「ロタ」 ウイルス性胃腸炎にご注意を】

【「ノロ」と「ロタ」ウイルス性胃腸炎にご注意を 】

明けましておめでとうございます。きし内科クリニック院長の岸 雅人です。
2016年4月に開院いたしました当院も、おかげさまで5年目を迎えることが出来ました。これからも宜しくお願致します。
きし内科クリニック通信第48号は、「ウイルス性胃腸炎」のお話を掲載いたします。
 
「ウイルス性胃腸炎」の流行する季節になりました。別名「おなかの風邪」「胃腸風邪」ともいわれます。
主な症状は、下痢、嘔吐、腹痛、発熱になります。この中の症状の全てを認める場合もあれば、下痢のみ、嘔吐のみなど、いずれか1つの症状しか認めない場合もあります。
お腹(胃腸)にウイルスが感染することで発症するため、一般的には、喉の痛み、鼻水、咳などの風邪症状(上気道症状)を認めないのが特徴ですが、胃腸(お腹)と上気道(喉や鼻)の両方に感染するウイルス(アデノウイルスなど)の場合、おなかの症状と、喉や鼻の症状を合併する場合もあります。
 
ウイルス性胃腸炎を起こすウイルスで代表的なものに、ノロウイルスロタウイルスがあります。
ノロウイルス(流行期間:11月~1月)
生ガキや二枚貝、生のサラダなど、食べ物や飲料水から感染します。成人のウイルス性腸炎の多くを占めます。24~48時間の潜伏期間を経て、激しい下痢や嘔吐、発熱を認めます。ノロウイルス迅速検査の保険適応は3歳未満と65歳以上のみとなっていますので、一般的にはノロウイルスは臨床症状で診断いたします。
私は生ガキが大好きなので、10年くらい前の忘年会の時に牡蠣が嫌いな人の分ももらって生ガキをたくさん美味しくいただきました。その2日後、年末の病院の当直で激しい下痢をもよおし大変な思いをしたのを今でも忘れません。
ロタウイルス(流行期間:1月~4月)
乳幼児が罹患する代表的な胃腸炎です。5歳までにほとんどの子供が一回はかかります。米のとぎ汁のような白っぽい下痢便が出続けます。2~4日間の潜伏期間を経て、嘔吐と下痢を認めます。熱は出る場合とでない場合があります。下痢は1週間ほど続くため重症化しやすいため注意が必要です。症状が強い乳幼児には、迅速検査で診断を行います。生後15週までにロタワクチンを接種することで重症化が予防できます。
 
ウイルス性胃腸炎に感染して、下痢、嘔吐を認めるのは、体内からウイルスを排出しようとする体の自然な働きです。おなか(胃腸)に感染したウイルスが、全て便とともに排泄され、その間に脱水にならないように十分な水分を摂取することが出来れば、一般的には胃腸炎は自然に治癒します。つまり、①(下痢でもよいので)きちんと便が出ること。②水分がとれること。以上の2点を満たせば胃腸炎は自然に治癒しますが、反対にそうでなければ重症化する危険があります。特に乳児の場合、脱水症状を起こしやすいので注意が必要です。
 
治療は、十分な水分摂取と、吐き気止め、整腸剤の内服です。ウイルスの便からの排泄を妨げるため、一般的には強い下痢止めは用いません。経口補水液(OS-1など)や、スポーツドリンクを少しずつ何回にも分けて飲むと、吐き気をもよおさないため効果的です。胃腸の粘膜が炎症を起こして弱っているため、食べ物(固形物)は無理にとらずに、おなかがすいたときだけ消化のいいものを少しずつ食べるようにしましょう。
 
いずれのウイルスも、患者の嘔吐物や便から感染します。胃腸炎が治癒してからも2週間程度は便の中にウイルスが出続けるといわれています。家族間の流行を防ぐためにも、十分な手洗いで感染予防を行いましょう。
 
突然の嘔吐、下痢、発熱、脱水の症状がみられた場合は、すみやかに当院にご相談ください。

2020-01-01 00:00:00

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2019年12月号(第47号)【 アレルギー検査(血液検査でわかる39項目のアレルギー検査)】

【アレルギー検査 (血液検査でわかる39項目のアレルギー検査)】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第47号を発行いたしました。
本号では、「アレルギー検査(血液検査でわかる39項目のアレルギー検査)」のお話を掲載いたします。

【アレルギーとは】
私たちの身体には、外から身体に害を及ぼす異物(細菌・ウイルスなど)が入ってきた時に、その異物を排除しようとする「免疫」とういう機能が備わっています。「免疫」は細菌やウイルスから身体を守ってくれる大切なシステムなのですが、この免疫システムが過剰に働いてしまうことで、通常は身体に害のないもの(ほこり・花粉・食べ物など)に反応してしまう事があます。これをアレルギーといいます。

【アレルギーで起こる病気】
アレルギーは、気管支、鼻粘膜、結膜、口腔粘膜、皮膚など、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を吸入、付着した部位に起こります。アレルギーが起こる部位により、気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎・結膜炎、口腔アレルギー、アトピー性皮膚炎、じんましんなどの病気を引き起こします。

【血液検査でわかる39項目のアレルギー検査】
症状がアレルギーによるものか確認すること、アレルゲンを特定することが、アレルギー治療では大切になります。4mL程度の採血で、39項目のアレルゲンを調べることができる検査を当院では積極的に行っています。
検査対象となるアレルゲン39項目は以下のとおりです。 

吸入系アレルゲン <吸い込んで体に入るもので、アレルギーの原因となりやすいもの>
・室内のほこり :ダニ(ヤケヒョウヒダニ)、ハウスダスト(室内埃)
・動物     :猫、犬
・昆虫     :ガ、ゴキブリ
・樹木(花粉) :スギ(春)、ヒノキ(春)、ハンノキ(春)、シラカンバ(春)
・草(花粉)  :カモガヤ(初夏)、オオアワガエリ(初夏)、ブタクサ(秋)、ヨモギ(秋)
・カビ     :アルテルナリア(スズカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ、マラセチア(皮膚のカビ)
・ゴム     :ラテックス

食餌系アレルゲン <食べて体に入るもので、アレルギーの原因となりやすいもの>
・卵      :卵白、オボムコイド(加熱した卵)
・牛乳     :ミルク
・小麦、豆、穀物:小麦、ピーナッツ、大豆、蕎麦、ごま、米
・甲殻類    :エビ、カニ
・果物     :キウイ、りんご、バナナ
・魚、肉類   :マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉

【39項目アレルギー検査の対象患者、対象年齢、費用】
保険診療の規定のため、今までに何らかのアレルギー症状を認めたことがある方に限り、この検査を保険診療で行うことが出来ます。対象年齢は3歳以上の血液検査を行える方(採血しやすい血管があり、じっとしていられる方)となります。3歳未満の小児でアレルギー検査をご希望の場合は、必要なアレルギー項目(通常3項目程度)のみの検査になります。検査代は保険適用で、自己負担3割の方で5,500円程度となります。お子様は、市川市子ども医療費助成受給券を用いることが出来ます。

血液検査でわかる39項目のアレルギー検査ついてご不明な点がございましたら、お気軽に当院にご相談ください。

2019-12-02 09:57:38

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2019年11月号(第46号)【2019年のインフルエンザ予防接種専門外来】

【2019年のインフルエンザ予防接種専門外来】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第46号を発行いたしました。
本号では、「2019年のインフルエンザ予防接種専門外来」のお話を掲載いたします。

今年のインフルエンザ予防接種は10月1日より開始しています。インフルエンザの予防接種を希望の方は、通常の診察と同様に診療時間内に受診してください(インターネット予約をお願い致します)。
成人(13歳以上)    1回接種(成人は過去のインフルエンザ感染による抗体を持っていることが多いため)
小児(生後6か月~12歳)2回接種(2~4週間隔で)(若年者は十分な抗体を持っていないことが多いため)

今年も特定の土曜日の午後に、「インフルエンザ予防接種 専門外来」を臨時開院いたします。予約不要です。土曜日の午前中は大変混雑いたしますので、土曜日にインフルエンザ予防接種を希望の方は、出来るだけ土曜日午後のインフルエンザ予防接種専用時間帯にご来院いただくようお願い申し上げます。なお、インフルエンザワクチンの在庫がない場合は、インフルエンザ予防接種専用外来の開催は行いません。申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

【2019年のインフルエンザ予防接種専用外来の開催日時】(7日間)
  10/26(土)、11/2(土)、11/9(土)、11/16(土)、11/30(土)、12/7(土)、12/14(土)
  14時30分~16時まで(受付開始は14時20分、受付終了が16時)。

2019年の接種料金は、昨年と同様1回3,500円(税込み)です(消費税増税分の上乗せは行いません)。2回接種の方で、当院で2回目の接種を行う場合は、2回目の接種料金が3,000円に減額になります。65歳以上の市川市在住の方は、高齢者インフルエンザ予防接種の医療費助成が受けられます(1回1,500円に減額)ので、高齢者インフルエンザ予防接種専用の問診票を持参して来院してください。

10月に入り、インフルエンザの患者様が当院でも散見されるようになってきました。現時点ではA型インフルエンザの患者様が多くみられています。東京都感染症情報センターの報告によると、現時点で流行しているインフルエンザ株はA型(H1Ni pdm9)であり、今年のインフルエンザワクチンに含まれる株と類似しているため、ワクチン接種効果は期待できると考えます。

2019年10月上旬の千葉県全体の1定点医療器機関当たりのインフルエンザ患者報告数は、1.66となりました。保健所管内別では、安房が1.29、印旛が1.17、柏市が1.00で、1定点医療機関当たりのインフルエンザ患者報告数が1を超えています。市川保健所管内の1定点医療器機関当たりのインフルエンザ患者報告数も0.94と1に迫り、インフルエンザ流行の兆しが表れているかもしれません。

インフルエンザの予防のためには、インフルエンザワクチンを接種することが有効です。
今年のインフルエンザワクチンも、昨年に続いてA型インフルエンザウイルス2種類、B型インフルエンザウイルス2種類、合計4種類のインフルエンザウイルスに対する抗体が含まれています。

インフルエンザワクチンの効果を最大にするにはいつごろ接種すればよいのかという質問をよく受けることがあります。インフルエンザ予防接種は、予防接種を受けてから抗体ができるまでに2週間程度かかります。また12歳以下のお子様は2~4週間程度の間隔を開けてから2回目の接種を行う必要があります。インフルエンザ予防接種により獲得した抗体は、約5か月間持続するといわれています。また最近はインフルエンザワクチンが突然不足するという事態も続いております。以上より、インフルエンザワクチンを接種する最も適した時期は、10月にインフルエンザ予防接種が開始したらできるだけ速やかに接種を行い、12月中旬までに接種を終了することと考えます。

インフルエンザ予防接種ついてご不明な点がございましたら、お気軽に当院にご相談ください。

2019-10-28 10:07:00

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2019年10月号(第45号)【インフルエンザワクチン 2019】

【 インフルエンザワクチン 2019 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第45号を発行いたしました。
本号では、「インフルエンザワクチン 2019」のお話を掲載いたします。

昨シーズン(2018-2019冬)は、前シーズン(2017-2018冬)に続いて2年続けて、統計開始以来過去最高のインフルエンザの流行が認められました。また昨シーズンは症状が比較的重いA型インフルエンザのみが大流行し、例年A型に後れて流行するB型インフルエンザはほとんど流行しなかったのが特徴でした。

インフルエンザの予防のためには、インフルエンザワクチンを接種することが有効です。
今年のインフルエンザワクチンも、昨年に続いてA型インフルエンザウイルス2種類、B型インフルエンザウイルス2種類、合計4種類のインフルエンザウイルスに対する抗体が含まれています。

2019年度のインフルエンザワクチンに含まれる抗体4種類
A型:A/ブリスベン/02/2018(IVR-190)(H1N1)pdm09
A型:A/カンザス/14/2017(X-327)(H3N2)
B型:B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B型:B/メリーランド/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)

インフルエンザワクチンは、ワクチン製造用のインフルエンザウイルスを発育鶏卵に接種して増殖させ、漿尿液から精製・濃縮したウイルスをエーテルで部分分解し、更にホルマリンで不活化したものです。
インフルエンザワクチンの製造過程でニワトリの卵を用いていますが、ワクチンの中にはごく微量の卵の成分しか残っていないといわれています。ですので、卵アレルギーがある場合でも、加熱・加工した卵を食べられるのであれば、インフルエンザワクチンの接種は基本的には問題ありません。

今年のインフルエンザ予防接種は10月1日(火)より開始します。インフルエンザの予防接種を希望の方は、通常の診察と同様に診療時間内に受診してください(インターネット予約をお願い致します)。
成人(13歳以上)1回接種(成人は過去のインフルエンザ感染による抗体を持っていることが多いため)
小児(生後6か月~12歳)2回接種(2~4週間隔で)(若年者は十分な抗体を持っていないことが多いため)

2019年の接種料金は、昨年と同様1回3,500円(税込み)です(消費税増税分の上乗せは行いません)。2回接種の方で、当院で2回目の接種を行う場合は、2回目の接種料金が3,000円に減額になります。65歳以上の市川市在住の方は、高齢者インフルエンザ予防接種の医療費助成が受けられます(1回1,500円に減額)ので、高齢者インフルエンザ予防接種専用の問診票を持参して来院してください。

今年も特定の土曜日の午後に、「インフルエンザ予防接種 専用外来」を臨時開院いたします。予約不要です。土曜日の午前中は大変混雑いたしますので、土曜日にインフルエンザ予防接種を希望の方は、出来るだけ土曜日午後のインフルエンザ予防接種専用時間帯にご来院いただくようお願い申し上げます。なお、インフルエンザワクチンの在庫がない場合は、インフルエンザ予防接種専用外来の開催は行いません。申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

2019年のインフルエンザ予防接種専用外来の開催日時は、以下の通りになります。
10/26(土)、11/2(土)、11/9(土)、11/16(土)、11/30(土)、12/7(土)、12/14(土)の、7日間。
14時30分~16時まで(受付開始は14時20分、受付終了が16時)。

予防接種を受けてから抗体ができるまでに3~4週間かかります。例年インフルエンザが流行する1月までに抗体をつけるために、12月中旬までには予防接種を受けましょう

2019-09-12 10:35:59

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2019年9月号(第44号)【 秋の悪化に注意しましょう 「気管支ぜんそく」 「咳ぜんそく」 】

【 秋の悪化に注意しましょう 「気管支ぜんそく」 「咳ぜんそく」】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第44号を発行いたしました。
本号では、秋に悪化しやすい「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」のお話を掲載いたします。

秋になりました。暑い夏から過ごしやすい季節に変わることは有難いのですが、秋は「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」が最も悪化しやすい季節でもあることをご存知でしょうか。

「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」を引き起こし、悪化させる要因として
①気候の変化 ②アレルギー・刺激物質の吸入 ③風邪 ④疲労・ストレス ⑤喫煙 ⑤妊娠・出産
などが挙げられますが、秋にはそれらの条件がそろいやすくなるためです。

①気候の変化
秋は急に気温が下がりやすくなります。また、夏から秋にかけての時期は、気温の寒暖差が大きくなります。ぜんそくの発作は、気温が一番下がる夜中から朝方にかけて出やすくなりますので、寝冷えに注意しましょう。

②アレルギー「ダニ・ハウスダスト(ほこり)」「ブタクサ」
ダニは夏に増殖します。秋にはダニの糞や死骸が最も多くなり、ハウスダスト(ほこり)の主成分となります。吸い込んでアレルギー症状を引き起こすのは生きているダニではなくダニの糞や死骸のため、ダニアレルギーはダニが活発に活動する夏よりも、糞や死骸が舞う秋によりひどくなるといわれています。小児ぜんそくの原因の多くはダニが占めることが分かっています。ダニの多く潜む寝具に掃除機をかけて対策をしましょう。また秋は「ブタクサ」花粉症の季節でもあります。ブタクサ花粉症の方は注意しましょう。

③風邪
気温が下がると、湿度も下がり空気が乾燥します。乾燥した空気中では風邪の原因ウイルスの活動が活発になり、風邪をひきやすくます。また、特にぜんそく症状を悪化させる原因になる「RSウイルス」が毎年秋に流行しています。手洗い、うがいや、マスクの着用で風邪を予防しましょう。冬に流行するインフルエンザもぜんそく悪化の要因になります。インフルエンザワクチンの接種も忘れないようにしましょう。

④疲労・ストレス
夏の暑さからくる「夏バテ」もぜんそくを悪化させる要因になりますので注意しましょう。当院では夏バテの諸症状に効果がみられる漢方薬の処方を行っております。夏バテに限らず様々なストレスや体力低下、疲労症状に漢方薬の効果は認められます。漢方薬の処方をご希望の際はお気軽にご相談ください。

「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」の悪化を予防するためには、発作予防薬を毎日きちんと吸入、あるいは内服することが大切です。当院では、患者様各々のライフスタイルを考慮し、最も適した喘息治療薬を提案いたしております。

「気管支ぜんそく」「咳ぜんそく」でお困りの方は、当院にお気軽にご相談ください。

2019-08-30 10:49:00

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2019年8月号(第43号)【 「手足口病」が流行っています 】

【 「手足口病」が流行っています 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。
きし内科クリニック通信 第43号を発行いたしました。
本号では、「手足口病」のお話を掲載いたします。

手足口病が大流行しています。
手足口病は、その名のとおり、口腔粘膜および手や足などに水疱性の発疹を認める急性ウイルス感染症です。基本的に予後は良好な疾患ですが、0歳児は時に重症化する場合があるので注意が必要です。

【疫学】
手足口病は4歳位までの幼児を中心に夏季に流行が見られる疾患です。2歳以下が約半数を占めていますが、学童でも流行的発生がみられることもあります。学童以上の年齢層の大半は既にこれらのウイルスの感染を受けています。手足口病に感染しても症状の全く見られないこと(不顕性感染)も多くあります。成人での発症はあまり多くありませんが、成人が発症すると痛みを伴うなど症状が強く表れることがあるので注意が必要です。乳児の半数以上が1歳までに、ほぼ100%が2歳までに感染するといわれています。終生免疫は獲得されないため、その後もどの年齢でも再感染は起こります。

【原因と感染経路】
エンテロウイルスに属する、コクサッキーウイルスA16、A6、エンテロウイルス71などが手足口病の原因ウイルスになります。
手足口病の感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染の3つになります。
飛沫感染:咳やくしゃみなどでウイルスなどが飛び散り、人に感染する事。
接触感染:触れたり、さわったり、間接的な接触などによってウイルスが人に感染する事。
糞口感染:排泄物によって人に感染する事。
乳幼児が、集団生活をしている保育園や幼稚園などでは注意が必要です。

【症状】
潜伏期間は2~5日です。発熱後1~2日で口の中の痛み・水泡を伴った発疹が出現します。のどの痛み・食欲不振も伴います。発疹は手のひらや足の裏、おしりなどに出現し、痛みを伴うこともあります。症状は約1週間から10日間続きます。発疹・水疱がかさぶたになり、乾燥して元通りに治るまでは、他人に感染させる恐れがあります。この期間は発疹・水疱部分の他に、唾液や鼻水からもウイルスが排出されます。また発疹が消失した後も、約1か月間は排泄物にウイルスが残る場合があり、症状を認めてから約1ヶ月間は他人にうつる可能性があるので注意が必要です。

【治療】
特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。ウイルス感染のため抗生剤は無効です。

【登園・登校基準】
手足口病は、政府によって出席停止の期間が定められている病気ではありません。
厚生労働省が出している保育所における感染症対策ガイドラインでは、「発熱や口腔内の水疱の影響がなく、普段の食事がとれる」ようになることが、手足口病の登園目安となっています。保育園や幼稚園に登園するときには、熱がなく問題なく食事がとれることを登園目安としましょう。
一方で、保育園や幼稚園によっては、集団感染を防ぐ目的で明確な登園禁止期間を設けている施設もあります。手足口病にかかったら、通っている保育園や幼稚園に出席停止期間や登園基準が決められているか確認しておくとよいでしょう。

手足口病、アデノウイルス感染症、ヘルパンギーナなどの夏風邪は嘔吐を伴うことが多いです。お子様の嘔吐物の処理の際にご両親が感染してしまうことも多いので、嘔吐物処理の際はマスク着用や、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒、うがい・手洗いを心がけましょう。夏風邪でお困りの際は、お気軽に当院にご相談ください。

2019-07-16 10:37:37

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2019年7月号(第42号)【 「ダニアレルギー」の季節です。「ダニアレルギーの舌下免疫療法」 】

【 「ダニアレルギー」の季節です。「ダニアレルギーの舌下免疫療法」 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。
きし内科クリニック通信 第42号を発行いたしました。
本号では、「ダニアレルギー」と「ダニアレルギーの舌下免疫療法」のお話を掲載いたします。

「ダニアレルギー」は、本邦では「スギ花粉症」の次に患者数が多いアレルギー疾患になります。
ダニアレルギーによって引き起こされる主な疾患に、「気管支ぜんそく」「アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮膚炎」「じんましん」「アレルギー性結膜炎」などがあります。ダニの死骸や糞の吸入や、皮膚や目への付着でダニアレルギーが引き起こされます。特に「小児ぜんそく」「通年性アレルギー性鼻炎」の原因の多くは、ダニアレルギーが占めているといわれています。

「ダニアレルギー」の原因は、主に「ヤケヒョウヒダニ」と「コナヒョウヒダニ」の2種類のダニになります。ちなみに、「ハウスダストアレルギー」の原因は、「室内のほこり」です。室内のほこりには、ダニ、ペットのフケ、ゴキブリ・ガなどの昆虫、カビなどが含まれていますが、室内のほこりの中でも主なアレルギーの原因はダニであるといわれています。そのため、ハウスダストアレルギーの方も、ダニへの対策が非常に重要になります。ダニは夏にどんどん増殖し、秋にはダニの死骸や糞が最も多くなり、ハウスダストの主成分となります。吸い込むのは生きているダニではなくダニの死骸や糞のため、ダニアレルギーはダニが活発に活動する夏よりも、糞や死骸が舞う秋によりひどくなるといわれています。

夏~秋にかけて悪化するダニアレルギーの対策は、ダニが増え始める梅雨の時期から始めることが重要です。家の中の掃除も重要ですが、寝室の布団の掃除が特に重要であるといわれています。1日のうち約3分の1もの時間、布団に顔を付けて寝ているためです。
布団の丸洗い洗濯や、毎週2回程度の布団掃除機をかけることが重要です。また布団乾燥機もダニを死滅させるのに有効です。布団乾燥機を使用した後は掃除機でダニの死骸を吸い取りましょう。布団の天日干しは、生きているダニは布団の内部に潜り込んでしまうため、完全にはダニを死滅させることは出来ないといわれています。また、ダニアレルギーの他に花粉症がある方は、布団に花粉を付けて室内に持ち込んでしまうため、花粉症が悪化してしまうこともあるので注意が必要です。布団の天日干しをした後は、掃除機でダニの死骸や付着した花粉を吸い取るようにすると効果的です。また、防ダニ機能やアレルギー対策を施した布団を使用することも効果的です。

ダニアレルギー対策を十分に行っても症状がひどく、アレルギー性鼻炎を伴っている場合は、ダニアレルギー舌下免疫療法の適応になります。
ダニアレルギー舌下免疫療法とは、ダニ抗原エキスを舌の下に投与し、少しずつ体内に吸収させることで、ダニに対するアレルギー反応を弱めていく治療法です。
具体的には、薬を舌の下に1分間保持してから飲み込みます。これを1日1回、4年間行うことで、約90%の患者さんのダニによるアレルギー性鼻炎の症状が軽減するといわれています。
ダニアレルギー舌下免疫療法は、5歳以上のダニアレルギーの方に通年で行うことが出来ます。

ダニアレルギーの症状でお困りの方は、是非お気軽に当院にご相談ください。

2019-06-28 09:35:50

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