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【 インフルエンザワクチンを接種しましょう 】
きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第106号を発行いたしました。 本号では、「インフルエンザ予防接種」について掲載いたします。 10月1日より今年のインフルエンザ予防接種が開始しました。 インフルエンザの予防接種を希望の方は、通常の診察と同様に診療時間内に受診してください(インターネット予約をお願い致します)。 インフルエンザワクチンと、新型コロナワクチンなどの他のワクチンとの接種間隔の規定はありません。インフルエンザワクチンは他のワクチン間隔を空けずに接種することができ、また他のワクチンと同時に接種することもできます。 下図は、東京都感染症情報センターによる過去5年間のインフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数をグラフで示したものです。 定点医療機関当たり患者報告数 2024年11月3日(第44週)まで
新型コロナウイルスの流行による感染予防の徹底のため、2021年までの2年間は冬期にインフルエンザの流行が全く起こりませんでした。そのため日本人のインフルエンザ抗体の保有量が全体的に少なくなりました。その反動で、2022年の冬に再びインフルエンザの流行が始まり、2023年(昨年)の冬はインフルエンザが大流行したのは記憶に新しいと思います。新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いたため、今までなりを潜めていた小児感染症が、再び流行し始めています。一昨年夏はRSウイルス感染症、今年春は溶連菌感染症、昨年と今年の夏は手足口病、現在はマイコプラズマ感染症が大流行しています。今冬における次の流行はインフルエンザなる可能性は高いと考えます。インフルエンザに対する抗体を持っていない場合、小児や高齢者は重症化するリスクが高まります。インフルエンザ予防接種をうけてインフルエンザの重症化をおさえることが大切であると考えます。 今年の接種料金は、昨年と同様1回3,500円(税込み)です。2回接種の方が当院で2回とも接種を行う場合は、2回目の接種料金が3,000円に減額になります。 65歳以上の市川市在住の方は、高齢者インフルエンザ予防接種の医療費助成が受けられます(1回1,500円に減額)ので、高齢者インフルエンザ予防接種専用の問診票を持参して来院してください。 成人(13歳以上) :1回接種(成人は過去のインフルエンザ感染による抗体を持っているため) 小児(生後6か月~12歳):2回接種(2~4週間隔で)(若年者は十分な抗体を持っていないため) 小学生以下のお子様のインフルエンザ予防接種は2回接種が必要です。 インフルエンザ予防接種についてご不明な点がございましたら、お気軽に当院にご相談ください。
2024-11-11 14:27:55
きし内科クリニック通信
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