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【「インフルエンザの流行が始まりました」今からでもインフルエンザワクチンを接種しましょう。】
きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第107号を発行いたしました。 インフルエンザの流行が始まり、当院でも12月に入ってからインフルエンザの患者数が急増しています。 下図は、東京都感染症情報センターによる過去5年間のインフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数と インフルエンザの型別検出割合をグラフで示したものです。 定点医療機関当たり患者報告数 2024年12月1日(第48週)まで
新型コロナウイルスの流行による感染予防の徹底のため、2021年までの2年間は冬期にインフルエンザの流行が全く起こりませんでした。そのため日本人のインフルエンザ抗体の保有量が全体的に少なくなりました。その反動で、2022年の冬に再びインフルエンザの流行が始まり、2023年(昨年)の冬はインフルエンザが大流行したのは記憶に新しいと思います。その後、新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いたため、今までなりを潜めていた小児感染症が、再び流行し始めました。一昨年夏はRSウイルス感染症、今年春は溶連菌感染症、昨年と今年の夏は手足口病、今年の夏から秋にかけてはマイコプラズマ感染症が大流行しました。今冬における次の流行はインフルエンザの感染症になるようです。現在流行しているインフルエンザはA型(H1N1)株です。急に発症する高熱、悪寒、関節痛が特徴です。 インフルエンザに対する抗体を持っていない場合、小児や高齢者は重症化するリスクが高まります。インフルエンザ予防接種をうけてインフルエンザの重症化をおさえることが大切であると考えます。 インフルエンザワクチンを接種すると、インフルエンザに罹患する確率が低下し、またインフルエンザに罹患した際も重症化を予防することができます。インフルエンザワクチン接種とインフルエンザ治療薬の服用で、有熱期間がかなり短縮している印象があります。インフルエンザワクチンを接種していない方は、今からでも遅くはないのでできるだけインフルエンザ予防接種を受けましょう。今年のインフルエンザワクチンも、昨年に続いてA型インフルエンザウイルス2種類、B型インフルエンザウイルス2種類、合計4種類のインフルエンザウイルスに対する抗体が含まれています。 インフルエンザワクチンの接種料金は、昨年と同様1回3500円(税込み)です。2回接種の方で、当院で2回目の接種を行う場合は、2回目の接種料金が3000円に減額になります。65歳以上の市川市在住の方は、高齢者インフルエンザ予防接種の医療費助成が受けられます(1回1500円に減額)ので、高齢者インフルエンザ予防接種専用の問診票を持参して来院してください。 風邪症状でお困りの方はお気軽に当院にご相談ください。最近は混雑のため予約が大変とりにくく、申し訳なく感じております。午前中の予約が一杯の場合、午後の予約であれば14時45分ちょうどにネット予約を行うと予約が取れる場合が多いと思いますのでよろしくお願いいたします。
2024-12-10 09:52:02
きし内科クリニック通信
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