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2020年3月号(第50号)【「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」について考える。】

2020年3月号(第50号)【「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」について考える。】

【「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」 について考える。】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第50号を発行いたしました。
本号では、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」のお話を掲載いたします。
 
中国の武漢で最初に発生した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」が連日話題になっています。
2020年2月16日現在わかっていることをまとめてみたいと思います。
コロナウイルスは、電子顕微鏡で見ると、太陽のまわりを「コロナ」というガスが取り巻いているような形をしているところから名付けられたウイルスで人や動物に感染します。国立感染症研究所によりますと、せきや発熱、鼻水などが出る、通常の「風邪」の約35%はコロナウイルスが原因であるとされています。
 
比較的症状が似通っている、「新型コロナウイルス感染症」と、「インフルエンザ感染症」を比較して話を進めていきたいと思います。

【インフルエンザと類似している点】
感染経路・感染力・症状
新型コロナウイルスは現在のところ飛沫感染(せきやくしゃみなどで感染)であると考えられています。こまめな手洗いや、人ごみにおけるマスクの着用が感染予防に有効と考えます。
感染力は「1人の患者から感染が何人に広がるのか」ではかります。中国の疾病予防センターが出した初期の患者の報告では2.2人としています。感染力が強いインフルエンザでは2~3人程度なので、新型コロナウイルス感染症の感染力は今のところインフルエンザと同等と考えてよいでしょう。
新型コロナウイルス感染症の症状はインフルエンザと似ています。発熱、せき、息苦しさなどの呼吸器症状、それに筋肉痛やけん怠感などが報告されています。多くの人は重症化せずに自然軽快しますが、高齢者や持病のある人は肺炎になり重症化の恐れがあります。致死率は現時点では中国以外の国では0.5%で、インフルエンザの致死率は日本で0.05%と開きがありますが、新型コロナウイルス感染症の検査を行うことができる患者が今のところ重症患者のみであることから、最終的には致死率はインフルエンザと同等程度に落ち着くのではないかと私は予想しております。
 
【インフルエンザと異なる点】
今のところ有効な治療法のないこと
新型コロナウイルス感染症に対し、今のところ有効な治療法はありません。考えてみるとタミフルの発売は2001年1月であり、それまではインフルエンザ感染症に対する有効な治療法は確立されていませんでした。インフルエンザに感染したら暖かくしてゆっくり休むことが原則でした。
簡易検査を行うことができないこと
新型コロナウイルス感染症の検査を行うには、現時点ではPCRという費用と手間と時間が非常にかかる検査が必要です。一部の検査機関で限られた検体しか扱うことができません。また保険適応もありません。
潜伏期間が長いこと
潜伏期間は2日~14日程度と言われており、インフルエンザの潜伏期間1日~4日と比較して長いのが特徴です。潜伏期間中も他人に感染させる可能性があるため、ひとたび学校のクラスなどで誰かが感染してしまうと、インフルエンザ以上に感染が広がってしまう恐れがあり、それを防ぐ手立ても今のところ存在しないと思います。

以上をまとめると、新型コロナウイルス感染症は、「検査・治療方法が確立されておらず潜伏期間が長い、インフルエンザ感染症と似た病態」と考えることができると思います。
 
新型コロナウイルス感染症やインフルエンザを防ぐため、こまめな手洗いや、人ごみでのマスク着用で感染予防を行いましょう。咳が出ている人はマスクを着用し、他人への感染に配慮をお願いいたします。

2020-02-19 11:23:46

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