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2020年6月号(第53号)【「新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)」 について考える(その4)。】

2020年6月号(第53号)【「新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)」 について考える(その4)。】

【 「新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)」 について考える(その4)。】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第53号を発行いたしました。
本号では、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」について考える(その4)を掲載いたします。

今回も、きし内科クリニック通信2020年5月号(第52号)の続きで、新型コロナウイルス感染症について2020年5月4日現在わかっていることをまとめてみたいと思います。

本日、緊急事態宣言が5月末まで延長する見通しになりました。
引き続き、新型コロナウイルスに感染する条件がそろう3密(換気の悪い”密”閉空間、多数が集まる”密”集場所、間近で会話や発声をする”密”接場面)を避け続ける必要があります。
「学校は新型コロナウイルス感染症のクラスター感染(集団感染)発生場所にはなりにくい」「子供はコロナウイルスに感染しても重症化しにくい」というデータはありますが、「3密」の条件を満たす学校の再開時期をいつにするか、学校再開をどのように行うかかが今後の大きな課題になりそうです。

【新型コロナウイルス感染症とインフルエンザと異なる点(今までのまとめ)】
新型コロナウイルスが、環境中に非常に長い時間残存する(2日以上)ため、接触感染を起こしやすい。
重症化した場合にも強力な感染力を維持しているため、院内感染を起こしやすい。
潜伏期間が長い(214日程度、平均56日)
今のところ有効な治療法がない
簡易検査を行うことができない(PCR検査は保険適応になりましたが、限られた病院でしか行えません)

 
今回は、新型コロナウイルス感染症が収束に向かい、社会生活を再開する目安としての2つの指標「実効再生産数」「抗体保有率」に注目してみたいと思います。
 
「実効再生産数」 新型コロナウイルス感染者1人が、新型コロナウイルス感染症を平均何人にうつすかを示す値。
「抗体保有率」  新型コロナウイルスの抗体を保有している人の割合。
 
実効再生産数が1を切ると、コロナウイルス感染者数は減少に転じます。実効再生産数を減らすためには、今より少しでも新型コロナウイルスとの接触の機会を減らす必要があります。つまり飛沫感染、接触感染を避ける必要があります。コロナウイルスが感染する主な部位はのど、鼻、目の粘膜のため、飛沫感染を避けるためにはマスク着用と目の保護が大切です。当院では飛沫感染予防のため、職員全員にマスクとウイルス保護メガネの着用を義務づけています。食事の時にはマスクを外すため、スタッフ全員がソーシャルディスタンスを意識して1人1人別々に昼食をとっています。また接触感染予防のため、手指の頻回のアルコール消毒はもちろん、ドアノブや椅子など多くの人が触れる部位は頻回に次亜塩素酸消毒を行っています。
 
現時点では新型コロナウイルス抗体検査の精度はあまり高くないことを考慮に入れなくてはなりませんが、新型コロナウイルス抗体検査が陽性の場合、過去に新型コロナウイルスに感染した可能性が高いと考えられます。まだデータはありませんが、新型コロナウイルス抗体を持っている方は、再び新型コロナウイルスに感染する確率や重症化する確率は低くなる可能性が高いと考えられます。アメリカ東部ニューヨーク州で住民の7人に1人が新型コロナウイルスに感染している可能性があることが判明しましています(4月23日の同州のクオモ知事会見による)。「集団免疫」という考え方で、新型コロナウイルスに対する免疫力(抗体)をもつ人が全人口の6~7割に達すると実効再生産数1を切る可能性が高くなり、新型コロナウイルス感染症が収束に向かうことが考えられます。しかしコロナウイルス抗体を獲得するためには、コロナウイルスに感染するかあるいはワクチンを接種するしか方法しかありません。できる限り早期に新型コロナウイルスワクチンが開発・実用化され、集団免疫が獲得されることを切に願います。

新型コロナウイルス感染症を防ぐため、3”密”を防ぎ、こまめな手洗いやアルコール消毒、マスク着用などで感染予防を行いましょう。
 

2020-05-07 10:44:15

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