きし内科クリニック 内科・呼吸器内科・アレルギー科・小児科

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2021年8月号(第67号)【 「RSウイルス感染症」が流行っています 】

2021年8月号(第67号)【 「RSウイルス感染症」が流行っています 】

【 RSウイルス感染症が流行っています 】

きし内科クリニック院長の岸 雅人です。きし内科クリニック通信 第67号を発行いたしました。
本号では「RSウイルス感染症」のお話を掲載いたします。

RSウイルス感染症が、保育園・幼稚園の乳幼児の間で大流行しています。
RSウイルスは、乳幼児の気管支炎(発熱、咳、ぜいぜい)を起こす代表的なウイルスです。

【疫学】

1歳以下の乳幼児に生じることが多く、乳児の半数以上が1歳までに、ほぼ全員が2歳までに一度は感染するといわれています。終生免疫は獲得されないため、その後も再感染は起こりますが、一般的には年長児以降では重症化はしないといわれています。

今までは、9月~翌年の1月頃(秋から冬にかけて)に流行していましたが、最近は流行時期が早まり夏に流行を起こすことが多くなっています。

【原因と感染経路】

病原体はRSウイルス(Respiratory syncytial virus)です。 患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」が主な感染経路ですが、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。

【症状】

感染後4~5日の潜伏期ののち、鼻汁、咳、発熱などの上気道症状が現れます。3割程度の患児はこのあと炎症が気管(下気道)まで波及して、気管支炎を発症し、咳の増強、ぜいぜいする(喘鳴:ぜんめい)、頻呼吸などが現れてきます。

1~3%の患児(特に1歳以下)が重症化し、入院治療を受けます。心肺に基礎疾患がある小児は重症化しやすいとされます。通常は数日~1週間で軽快します。

【RSウイルスと気管支ぜんそくとの関係】

冬季に乳児が鼻汁、咳に引き続いて「ぜいぜい」してきたような場合や、無呼吸を起こした場合は、その30~40%がRSウイルス感染症によると考えられています。このような状態を「ぜんそく性気管支炎」(ぜんそく症状を起こす気管支炎の意味)といいます。
一般的には2週間以内に改善しますが、アレルギー体質などぜんそく発症リスクの高い児の場合は、RSウイルス感染がぜんそく発症の引き金になったり、そのまま長期にわたって喘鳴を繰り返すことがあるので注意が必要です。

【診断】

RSウイルス迅速診断キットを用いて診断します。当院での診断時間は約8分となります。

【治療】

特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。ウイルス感染のため抗生剤は無効です。
ぜんそく症状を認める場合は、気管支ぜんそくの治療(気道の炎症をおさえ、気道を広げる治療)を行います。

新型コロナウイルス新規感染者が増加傾向に転じています。また、RSウイルス感染症以外にも夏かぜ(アデノウイルス感染症、ヘルパンギーナなど)も最近流行ってきています。風邪の予防のため、マスク、こまめな手洗いをこころがけましょう。夏かぜの症状でお困りの場合は、当院にお気軽にご相談ください。

2021-07-26 12:14:04

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