きし内科クリニック 内科・呼吸器内科・アレルギー科・小児科

きし内科クリニック
市川市、本八幡|呼吸器内科、アレルギー科、内科、小児科

〒272-0025 千葉県市川市大和田2-13-26 市川メディカルステーション内
TEL 047-314-2001
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きし内科クリニック通信

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診療案内

診療案内

内科診療:
風邪、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、胃腸炎、生活習慣病一般

呼吸器診療:
風邪インフルエンザ長引く止まらない咳・たん息切れCOPD(慢性閉塞性肺疾患)ぜんそく(気管支喘息)肺炎、間質性肺炎(肺線維症)、気管支拡張症、非結核性抗酸菌症、在宅酸素療法

アレルギー診療:
ぜんそく、花粉症スギ花粉症舌下免疫療法アレルギー性鼻炎呼吸器アレルギー検査

小児科診療:
小児呼吸器診療、小児アレルギー診療、小児ぜんそく、風邪、胃腸炎、小児感染症、乳幼児・小児定期予防接種(3歳未満は電話予約制)、乳幼児健診(電話予約制)

その他の診療:
禁煙治療
いびき(睡眠時無呼吸症候群)
漢方治療
各種健康診断(電話予約制)(特定健診、がん検診(肺がん、大腸がん、前立腺がん、肝炎ウイルス、胃がんリスク)、一般健診)
ワクチン(インフルエンザ、肺炎球菌)
小児定期予防接種(3歳未満は電話予約制)、乳幼児健診(3~6か月、9~11か月、1歳6ヵ月、3歳)(電話予約制)

 

風邪

風邪(鼻づまり、鼻やのどの粘膜の乾燥、くしゃみ、鼻水、のどが痛む、せきが出る。などの症状)風邪は、鼻からのどまでの上気道を中心とする部分に、ウイルスや細菌が感染して急激に起こる炎症です。
実際に風邪をひくと、気管や気管支などの下気道にも炎症が広がっていく場合も少なくありません。原因になる病原体はたくさんありますが、その80~90%はウイルスで200種以上にのぼります。疲労やストレス、睡眠不足、栄養バランスの偏り、寒さ、乾燥などの要因が重なると発症しやすくなることが知られています。

 

インフルエンザ

インフルエンザウイルスが病原で起こる疾患です。A型、B型、C型の3種類があります。潜伏期は1~3日くらいで、患者が咳をしたりするとウイルスが空中を浮遊し、それを人が吸い込むことで感染します。治療は症状出現後2日以内に開始します。

インフルエンザワクチンの予防接種である程度は防げますが、その年によって流行する菌の型が違うため万能ではありません。体の弱い人は、流行している時に人混みに出るのを控えた方がよいでしょう。

 

長引く止まらない咳・たん

長引く咳の原因として多いのは、咳ぜんそく、感染後の咳、アトピー咳 です。COPD、肺結核、肺がんなどのその他の呼吸器疾患や、逆流性食道炎なども原因となります。

咳ぜんそく 気管支ぜんそくの主な症状は、息苦しさ、咳、たんなどです。そのうち息苦しさを伴わないものを咳ぜんそくといいます。気管支ぜんそくと同様の治療を行います。
感染後の咳 風邪をひいた後に咳が長引いた状態です。マイコプラズマや、百日咳菌などの感染の後に起こることが多く、1~3か月程度で自然に咳がおさまることが多いです
アトピー咳 ハウスダススト、花粉などのアレルギーによる咳です。毎年花粉飛散の時期に一致した咳を認める場合は、アトピー咳を疑います。血液中のIgE値が高くなるのが特徴です。

 

息切れ

息切れの原因は年齢のせいばかりではありません。息切れの原因として最も多いのがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。その他、ぜんそく、心臓病なども息切れの原因になります。肺機能検査(スパイロメトリーなど)を行うことで、COPDであるかどうかを簡単に検査することができます。

 

禁煙治療

飲み薬(合計8週間内服)、または貼り薬(合計8~10週間貼付)で治療を行います。
約2週間おきに合計5回の通院が必要です。飲み薬を内服中は車の運転が出来ません。
禁煙治療に保険が適応する条件は以下の通りです。
  1. ニコチン依存症を診断するテストで5点以上。
  2. 35歳以上の方は、1日の平均喫煙本数(本)×これまでの喫煙年数(年) が200以上(34歳未満の方はこの条件はありません)。
  3. 1ヵ月以内に禁煙を始めたいと思っている。
  4. 禁煙治療を受けることに文書で同意している。

 

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDとは、タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝霧することで生じた肺の炎症性疾患です。
病気の原因は明確にはなっていませんが、ほとんどの患者が喫煙者であるため、喫煙との因果関係は明らかです。欧米などでは、喫煙者の約30%が発症しているとも言われています。
ただし、同じ家族内の患者も多く見られるため、遺伝性因子も指摘されています。
初期症状は気流閉塞からくる運動時の息切れですが、症状が進むと安静時に呼吸困難を起こすようになります。また、一度発症してしまうと、病気の進行を止めることはできません。
ですので、発症させないことが大切であり、そのためには禁煙が最も効果的な手段となります。

 

ぜんそく(気管支喘息)

気管支喘息は、気道の慢性炎症に基づく気道過敏性の亢進と、発作性で可逆性の咳、喘鳴、呼吸困難を特徴とする疾患です。
急に息ができなくなり、気道が収縮して気管や気管支が詰まり、呼吸の度にのどがゼーゼー、ヒューヒューと鳴るようになります。こうした喘息発作は自然にあるいは薬の吸入などで治まり、症状がない時はふつうに生活できます。
原因は完全に解明されておりませんが、体質的に喘息の起きやすい人がいて、そこになんらかの条件が加わると発症するとされています。

その条件とは、ウイルスや細菌の感染、自律神経の失調やストレスなどで、これらが引き金となって発作を起こすといわれています。発作の原因としては主なものはアレルゲンで、アレルゲンには非常に多くの種類があります。
その他の原因として、季節の変わり目、気温の変化などによって喘息発作が誘発されます。食べ過ぎや過労、激しい運動、女性では月経や妊娠なども喘息の誘因となります。

 

花粉症

人体にとって異物である“花粉”が引き起こす鼻アレルギーを花粉症といい、現在では日本人の10人に1人が花粉症と推定されています。
アレルギー反応を起こす花粉はさまざまです。もっとも患者が多いのはスギ。ほかに、ヒノキ、カモガヤ、スズメノテッポウ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどがあります。
発症年齢は20~30歳代が中心です。遺伝的にIgE(免疫グロブリンE)抗体というたんぱく質をつくりやすい人が花粉症になりやすいと考えられています。

 

スギ花粉症舌下免疫療法

スギ花粉症舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法、減感作療法)とは、スギ花粉を含むエキスを舌の下に投与し、少しずつ体内に吸収させることで、スギ花粉に対するアレルギー反応を弱めていく治療法です。この投与を継続的に行うことで症状を軽減させていきます。
スギ花粉症舌下免疫療法は、花粉が飛散していない5月中旬から12月下旬ごろまでに開始すると効果が期待できます。治療は最低2年間程度、毎日1回継続する必要があります。
5歳未満の幼児、妊娠されている方、重症ぜんそくの方、重症の口腔アレルギーの方、口腔内に炎症がある方、ステロイド内服中(点鼻・吸入ステロイドは可)の方、抗がん剤やβ遮断薬など特定の薬を使用されている方には行うことができません。
スギ花粉症舌下免疫療法

 

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニ、花粉など体にとっては異物である抗原(アレルゲン)を鼻の粘膜から吸入することによって体の中に抗体ができ、何度か抗原を吸入しているうちに抗体が増え、やがてアレルギー症状が起こってくる病気です。喘息との関連もあります。

アレルギー性鼻炎には、通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎とがあります。通年性アレルギー性鼻炎のアレルゲンは、ハウスダストやダニ、ペットの毛、カビ、などで、一年中症状があります。もう1つの季節性アレルギー性のアレルゲンは、スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉で、花粉症とも呼ばれます。花粉症の場合、目のかゆみ、涙目など目の症状を伴う場合が少なくありません。

 

肺炎

肺炎とは、病原微生物や細菌が肺に感染し、炎症を起こす病気です。発熱、倦怠感、咳、胸痛などの症状が出現します。
特に病気をもっていない健康な人が、普段の生活や町の中で発症する(市中肺炎と呼ばれる)こともあれば、病院内で何らかの病気をもった人に発症する場合(院内肺炎)もあります。1.細菌性肺炎、2.ウイルス性肺炎、3.マイコプラズマ肺炎、などに分類されます。それぞれに肺炎を引き起こす病原体が異なります。細菌性肺炎の原因としてもっとも多い(20%~)のは、肺炎球菌です。そのほかインフルエンザ菌、ブドウ球菌、肺炎球菌、緑膿菌、溶血性連鎖球菌などが原因となることもあります。
ウイルス性肺炎は、細菌よりも小さい病原体であるウイルスに感染して起こります。麻疹ウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルスなどのウイルスが急速に増殖することによって起こる場合もあります。
マイコプラズマ肺炎は、市中肺炎としては肺炎球菌によるものより多くマイコプラズマという病原微生物に感染して起こります。病原菌の種類によって有効な抗生物質を選びます。

 

呼吸器・アレルギー検査

血液検査 スギ花粉、ハウスダストなど、アレルギーの原因物質に対する、血液中の特異的IgE抗体を測定いたします。
スパイロメメトリー
(肺年齢)
気管支ぜんそく、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断に有用です。肺年齢を測定できます。
モストグラフ 長引く咳、ぜんそく、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断に有用な最新医療機器です。
呼気中一酸化窒素(NO)ガス分析装置 長引く咳、気管支ぜんそく、咳ぜんそくの診断に有用な最新医療機器です。

 

いびき(睡眠時無呼吸症候群)

睡眠時無呼吸症候群とは、「10秒以上続く無呼吸が、一晩の睡眠中(7時間)に30回以上、もしくは睡眠1時間に平均5回以上認められる状態」と定義されます。
睡眠中にいびきをかく、呼吸が止まる、昼間の眠気が強い、熟睡感がないなどの症状の方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があるかも知れません。
夜間睡眠中に、呼吸の状態と血液中の酸素飽和度を測定するモニターを装着することで、自宅で簡易的な睡眠時無呼吸症候群の検査を行うことが出来ます。睡眠時無呼吸症候群の治療を考慮する場合は入院精密検査(睡眠ポリグラフィー検査)が必要となりますので、東京医科歯科大学等の提携医療機関にご紹介いたします。

 

漢方治療

漢方薬は症状をおさえる効果に優れることが多く、原因のはっきりしない症状に対しては、西洋薬治療に漢方薬を加えることで、著しい治療効果を認める場合が多くみられます。
体力不足、疲れ、ストレス、胸苦しさ、冷え、下痢、のぼせ・ほてり、むくみ、慢性の咳などの症状に対し漢方治療の効果を実感する機会が多いため、必要に応じて漢方薬の処方を行います。

 

ワクチン(インフルエンザ、肺炎球菌)

インフルエンザワクチン

インフルエンザウイルスに対するワクチンです。インフルエンザを予防し重症化を防ぎます。成人は1年に1回接種します。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、肺炎の原因菌のうち約3割を占めるといわれています。肺炎球菌による肺炎を予防し重症化を防ぎます。その他の菌やウイルスが原因の肺炎を防ぐ効果はありません。65歳以上の方や、慢性疾患を持つ患者様に対し5年に1回接種します。